2017
04.30
文房具屋で赤いインキを買いました。
心が乾いていると感じたのであります。
世はGWの真っ最中で、私メにも「こっちにおいで」なんてお誘いがございます。
けれどモリオカや釧路を回ったばかりで、お付き合いするのは億劫なのでありました。
で、ひとりで文房具屋に。
赤い色がキレイに見えただけでございます。
心が乾いているか、潤っているか、それはなかなか判断することは難しいのであります。
赤いインキで手紙を書くと決別のあかしだなどと言われております。
しかし、そういうことでもございません。
もしかすると、お女性のベティキュアの記憶が残っていたのかもしれませんです。
靴を脱いだ黒いストッキングからのぞく赤く塗られた足の爪の色を。
ペンにインキを含ませましたが、書く文字がございません。
腕に傷のように走らせてみました。
バカバカしいのでございます。
本当の傷と、お女性の腕にもナイフで傷を作って合わせたらどうかと考えました。
偽の傷同志を合わせた方が美しいのでございます。
インキがあるのに書くべき文字がないということは、たくさん喋りたいことがあるのに、もう何も語ることはないという愛の終わりに似ております。
そーして、やはり嘘の言葉を交わして、美しく笑い合うのでございましょうか。
乾いた心をいやすのは、潤いのある心ではなく、乾いた心なのかもしれませんです。
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独断的恋愛論 /
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2017
04.29
GWがスタートし、人気スポットはもちろん、そこへ向かう道路も電車も大混雑ではないでしょーか。
私メはどこへも行かず、自宅と事務所の往復で、仕事ばかりの予定であります。
世の中の動きに乗せられているとマズいことになるかもしませぬ。
働くお女性を歓迎する雰囲気も、どこか不自然なのであります。
待機児童の施設を次々に増やしていることも妙であります。
男が、ちょっとそれらに触れると、差別とかお女性軽視と大騒ぎする風潮もまた、じつは反対意見を封じるために、作られているよーな気がしないでもありませぬ。
四柱推命では、働きに出ると恋愛しやすい生年月日がございます。
やがて不倫を禁じる法律ができ、子供は国の方針に沿った教育という洗脳を幼いころからやられるかもしれませんです。
「ママの考えは危険だよ、監獄にいきたいの?」
とかなんとか子供に脅される時代はそこまで来ているのかもしれませぬ。
人々が支持するものにはすべて背を向けることが賢明でありましょう。
種類を問わず、勧められたら「NO」の答えのみ。
それはさておき、5月のボイドタイムであります。
2017年04/30(日)06h31m in双子 ~ 10h49m
2017年05/02(火)05h25m in蟹 ~ 13h13m
2017年05/04(木)13h38m in獅子 ~ 18h48m
2017年05/06(土)21h44m in乙女 ~ /07(日)03h21m
2017年05/09(火)08h00m in天秤 ~ 14h01m
2017年05/11(木)06h44m in蠍 ~ /12(金)02h00m
2017年05/14(日)11h15m in射手 ~ 14h38m
2017年05/16(火)19h24m in山羊 ~ /17(水)02h51m
2017年05/19(金)09h34m in水瓶 ~ 12h53m
2017年05/21(日)12h39m in魚 ~ 19h12m
2017年05/23(火)16h00m in牡羊 ~ 21h34m
2017年05/25(木)04h09m in牡牛 ~ 21h16m
2017年05/27(土)15h21m in双子 ~ 20h26m
2017年05/29(月)16h02m in蟹 ~ 21h14m
2017年05/31(水)20h17m in獅子 ~06/01(木)01h17m
2017年06/03(土)06h51m in乙女 ~ 09h04m
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ボイドタイム /
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2017
04.28
釧路は霧に包まれているのでございます。
国内ではめずらしい円形交差点。どことなく異国のたたずまいなのでありました。
かつて、石川啄木が釧路新聞社に赴任した時、
「さいはての駅に降り立ち…」などと失礼な歌を残した町なのであります。
その歌はまだマシで、たとえば小樽では「悲しきは小樽の町よ歌ふことなき人人の…」などとうたっているのであります。
これでは運命障害者として夭折するのも当然カモしれませぬ。
昼は、細麺の釧路ラーメン。
やはり、舌に突き刺さるごとき、やや塩辛いのでございます。
店の女将さんに柔らかく告げたら「そだかもしれないけど」と、目に攻撃の光を宿しながら「わだしは東京の料理はさっぱり味しないのね」
文句ある? の雰囲気を「でも美味しいです」と啄木に叱られそうな軟弱な対応でかわし、しかし流れ出る汗を止めることはできないのでした。水を二杯お替りし、三杯目は女将さんが無言で注いでくれたのであります。
そして夜。
漁師もいない港をそぞろ歩くのであります。
片手には福司という、甘口の酒。
これで、昼間に摂り過ぎた塩分を中和する役目になるのでした。
すると前触れもなく雨粒が。
みるまに横殴りに。
おともなく降る雨は路面を濡らし始めるのでありました。
ふと神楽坂の雨を想い出したのでした。
「さいはての駅に…」と詠んだ啄木の心が、私メの心に舞い降りたのでございます。
なるほど、啄木はそういう気持ちだったわけだ。
最果ては場所ではなく、誰かに逢えなくなった心の最果てであったのかと。
雨が止むと、釧路の町はいっそうの霧に包まれるのでございました。
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