11.26
好むと好まざるにかかわらず、毎年、同じ時期に出向かなければならない同じ場所がございます。
役所でございます。会社の申告書の提出に、
「ああ、また来たか」
奇妙な懐かしさに包まれるのでありました。
新宿の繁華な通りの一筋裏側なのに、静まり返った都税事務所。
勤めることのできない厳粛な場所。
けっして嫌いではございません。
そして、提出後は、やはり同じ喫茶店「ai」で煙草をやりながら珈琲をすするのでありました。
砂糖はいれますがかき混ぜることはいたしません。
残り少なくなるにつれ甘さが感じられるのがイイからであります。
次に向かうのが朝鮮料理のお店。
店内は朝鮮の地図や、タレントの写真。
そこで注文するのが冷麺なのでございます。
しばらくして、餃子と朝鮮漬けが運ばれてまいります。
餃子はあまり美味しくはございません。
が、この朝鮮漬けが絶品。
「うまい!」
と褒めたら、店のオバちゃんが喜んで、ビニール袋にたくさん入れてくれたことがございます。
それがビニール袋が一枚だったので、臭う臭う。
電車のなかで大変だった記憶がございますから、以後、ムスッとしておりますです。
慰安婦ざんすか? と尋ねれば良かったかとも思いますが、止めておいて無難でありましょう。知り合いのイタリア人のフランチェスカが、親元で「いつゲイシャになるのか」と聞かれたそーでございますから、私メの意地の悪い先入観も海外から見れば、あながち間違ってはおりませんでしょう。
ぶつぶつと色んなことを考えていると、冷麺が運ばれてまいりました。
これが美味いのであります。
美味いものに国境はないなぁと、ずうずうしく他国の食い物を私物化するよーな思いにとらわれるのでございます。
大久保は朝鮮人の居住区でありますが、この店ほど冷麺の美味い店はないかもと言うほど本場モノなのであります。
辛いとは思わぬのに、汗だくになるのでございます。
酢と辛子と朝鮮漬けを加えて、下品に混ぜて喰うのがイイのであります。
レジで、オバちゃんが、親し気な表情を作りかけたので、敢えて帝国陸軍兵士の顔のままお金を支払ったのでございました。
また、来年も来るからね、と心でウィンクしつつ。
どんな顔です
●十傳より→サル顔であります。
帝国陸軍なら、軍隊柔術、戸山流軍刀術で朝鮮人どもを皆殺しにしてもいいと思います。
●十傳より→人質にそんなことをしてはなりませぬ。
JR新大久保から徒歩10分ほどのところに
パワースポットと一部の人々が
申す小泉八雲記念公園がありますね。
近年、大久保、新大久保エリアはコリアンタウンとして
活気にあふれてます。
地形的に良い風水の場所なんでしょうかね?
●十傳より→三年間ほど住みましたが、聖地ではございまんでした。
盛りつけ方がいかにも美味しそうですし
器をみても本場という感じがします
といっても 本場を知っているわけではないのですが
それに、このような麺は初めて見ました
どうしたことか、餃子の美味しいお店というのはなかなか無いものですね
つい最近、私の住む町でお祭りがあり
その時、ある業者が露天で餃子を焼いて売っていました
たいして期待もしないで 2パック買って帰り、試に1個食べてみると
なんと 美味しかったのです
丁度お昼時だったので、あっという間に2パックをペロリ
それからすぐに、その露天へと戻り、餃子を3パックもとめました
「 食べてみたら美味しかったので、また買いに来ました 」
とお店の人に言うと、私の隣に立っていた年配の女性が
「 まあ、有難うございます 」と大きく喜んだのです
どうやら その女性は経営者の奥さんのようです
努力を惜しまず美味しい物をお客様に提供する
そうすれば、必ず喜びとして自分の元へ返って来るものなのですね
●十傳より→隠れた名店というものがありますですね。
車内で強烈なキムチ臭
先生、電車から降りるまで ずっと目線を下げたままだったのでは
まさに親切がアダとなったのですね
●十傳より→無関心を装っておりました。
確定申告、お疲れさまです。
先生がウィンクするほどの冷麺、食べてみたいです。
冬でも暖かい部屋の中で冷たい冷麺、いいですね。
●十傳より→唐辛子で真冬でも大汗をかくことでありましよう。
聖地でなく性地ですか?
●十傳より→どちらでも。
どこかわかりました^ – ^ 今度食べてみます^ – ^
●十傳より→みてみてくださいまし。