06.30
東京へ向かう東北新幹線の中。
モリオカでの予定を終え、うとうと転寝をしておりましたが、
「!」
と何かを発見しましたが、寝ぼけておりまして、それが何であるか、意識にのぼってきませんでした。
周囲を見回して、
「コブラ指だ!」
コレなのでありました。
親指の爪が短く、縦よりも横に広い爪が特徴で、親指がコブラに見える指であります。
相書に曰く「この指の持ち主、まこと慈愛深く一頭の主となるなり」
困った人をみると放っておけず、自分のことを放り出してでも、その困った人を助けると、あります。
が、問題はそのあと。
困った人が幸せになったとたんに、その人を不幸のどん底に突き落としたい衝動に駆られるのが特徴であります。
つまり、不幸な人がイイ気になると残忍な気持ちが鎌首をもたげるのであります。
こういう人に世話になったならば、
「あなた様のおかげでございますです」
と終生、忠誠心を忘れてはなりません。
私メも、コブラ指のお方にはひどい目にあったことがございますです。
もっとも、そのお方はお女性でありましたが。
私メより7才年上の、デパート占いコーナーのオーナーでありました。
彼女と一緒に占いイベントに参加したときは、それはずいぶんと配慮したものであります。
私メの方に占いのお客が行列が長く並んだりしたときは、トイレに席を外したりしたものであります。
彼女に花を持たせないと、
「いい気になっている」
どんな目に合うかわからないことを、それまでの彼女の素行で見知っていたからでございます。
しかし、結局は、占いグループを放り出され、心細い不安な数カ月を送ったのでありました。
新幹線の
コブラ指のお方の窓際には、お弟子さん風の人がおりました。
「アーメン」
やがて来るであろう底意地の悪い残忍さを思い、祈らずにはいられませんでした。
コブラ指のお方は、ボス的な地位を目指すことが向いておりますが、本当の大ボスになるためには、裏切り者に寛大になる心が必要かもしれませんです。
もっとも、このコブラ指はまだ優しい方で、完全なコブラにはなり切れず、繊細さを同時に隠し持っているようではありますが。
マムシ指とは同じですか?マムシの頭みたいな親指。
●十傳より→私のなかでは同じであります。
いましたコブラ指の人。体も強くて全然老けない女性でしたが、お友達は従姉妹ぐらいしか居なさそうな。確かに不幸な人が大好物でライバル視された日には当てこすり。
●十傳より→指の形はバカにできませんです。
年とともに指の形がずんぐりむっくりで節が目立ってきました。ヘバーデン結節ってやつです。
ようは力仕事してるおばちゃんの手になってきました。
白魚のような手だったのに。
悲しい…
●十傳より→白魚に戻ってください。
形が中身に影響するのか、中身が形に影響するのか、どちらなのでしょう。
両方ですか?
●十傳より→指を切り落としても性格は変わらないはずであります。ということは…ですね。
豚インフルエンザまで
参戦しそうな雰囲気
今年はすごい一年にになりそうですね
来年も?
●十傳より→すべて中国人のせいであります。
足の裏まで見えてますね 笑
●十傳より→そういうお方なのでありましょー。
着ているのは サムイ でしょうか
陶芸家かな ?
だとすると、お弟子さんを一人前にするため
ありとあらゆる技術を教えようとするのかもしれませんね
でもこの指を持つものにとって弟子は弟子
自分を超えることを許しはしないのかもしれませんね
先生はそこまで女性に気を使ったのに酷い仕打ちをされて
言葉に出来ないくらい辛い思いをなさったことでしょう
親切にされても この指の持ち主には関わらない
困っていても頼らない方がイイのかもしれませんね
●十傳より→人相(手相を含む)を知ることは、とても大切なのであります。
言われてみれば 人相・手相を知るというのは非常に有意義なことですね
人相や手相によってどのような人物かを理解して
その相手と接するとき、何に気を付けるべきかがわかりますから
ただでさえ心の柔軟さが薄れてきている世の中
仕事や人付き合いの中でも 人相・手相を知ることは
難から逃れ幸を掴む強力なお守りになるかもしれませんね
●十傳より→科学もでありますが、手相人相は真理に近づくための大切な手段であります。