2011
11.19
11.19
いつかみた料理番組で「食べればコロッケ」というメニューを記憶していたようであります。
どーしてもコロッケを食いたくなり、しかし、その正統な手順をふむのが億劫でありましたから、このさい試しにと、私メも「食べればコロッケ」をこしらえたのであります。
皿の右側のソースをぶっかけたのが、ソレであります。
①ジャガイモをレンジでチン。
②ひき肉と玉ねぎをべつに炒める。
③パン粉もべつに炒める。
これを盛りつけて終了であります。
目をつぶって口に入れますと、ふーむ、たしかにコロッケなのであります。
「女なんて、穴さえあれば一緒だよ」
と卑猥な男たちの囁きが耳に蘇るのでありました。
「男なんてどいつもこいつも同じよね」
ファミレスで盛り上がっているお女性のお声も記憶から聞こえてくるのであります。
また反対に、
「あなたが悦んでくれるから、わたしはHな女になりきってたのよ。だけど言わせて。ほんとうは、少しでいいから、心から愛して欲しかったの。でも、もうダメ。きっとセックスしてもイケないと思うの」
この言葉も響いてくるのでありました。
正統な手順でこしらえたコロッケ。
今回の手抜きコロッケ。
どちらも口の中では同じ味なのであります。
愛されていないからイケないと言いながら、声を枯らして吠えるように絶頂するのもまた現実であります。
パン粉をナイフとフォークでかき集め、それを口に運びつつ、なにか思い出すことがあったはずたと思いましたが、なにも思い出せないのでありました。
愛してるのにイケないっていうのは、なぜなんでしょうか。
コロッケ食べながら考えよう、明日。
●十傳より→相手にイイところだけを見て欲しいという思いがあるのかもです。私メもずいぶん長い間、好きな子のときは射精できませんでしたですねぇ。まずはコロッケを。