02.01
荒川をこえた、とある街に招かれたのであります。
「美味しいB級グルメがあるから」と。
そこが中国人のやっている店ということは、あえて伏せておいたのでありましょう。
「ち」の音を聞いただけで罵詈雑言を吐き散らす私メの性格をしってのことでございましょう。
しかし、それも私メが私メであろうとする悲しいポーズでないともいえませぬ。
「焼きシュウマイが美味いんです」
とのことでした。
店内は中国人の店らしく、雑然と小汚いのでありました。
およそ15人は入れますまい。
ニコニコ母ちゃんに「カウンターならあるよ」
といわれ、なんとか奥にのカウンターに。
店の名物の焼きシュウマイであります。
酢醤油をつけようとしたら
「なにもつけないでたべるアルよ」
とニコニコ母ちゃん。
「いいのか、ああ言っているけど、なにも付けないよ」
「いいんです。たべてください」
「カブッとかじっていいのか。それともやさしく舐めまわすようにした方がイイ?」
シュウマイに息を吹きかけながら問いかけました。
「痛くしていいの」
と聞こえましたから、前歯を肉に食いこませ、プツンと引き裂いたのであります。
「あああっ」
とシュウマイは身もだえると、残りの肉もみずら、私メの舌にプルプルと任せたのでございます。
お味は…。
店内はいつしか女子会が始まり10人ほどの美醜の中年お女子が、ニコニコ母さんの出したものを「おいしいー!」などと騒いでおりましたが、正直、騒ぐほどのお味ではございません。不味くはけっしてありませんが。
中国人だからと差別しているのではなく、正直な舌の感想であります。
ひとつだけ評価できるのは、目の前で、孔子の子孫とかいう大うそつきの料理人が調理しているところであります。
痰やフケは入れてはおりませんでした。
もっとも、開店前の下ごしらえで「カァッ、ペッ」と「日本人はこれがお似合いアルネ」とやっているには違いはないであろう、と見たのでありますが。
久しぶりの中華料理でか、帰りの駅では、ピピークタクタ…と藻屑現象に見まわれるのでありました。
ここは…歩いて5分位の所にある店です。
店の色使いで受け付けないです。
中国、韓国勢力が強い街でして、
聞いた事がない言語が毎日飛び交っております。
シャッターが閉まりぱなしの店舗も多く、
店もどんどん潰れていきます。
良い気は通っていない街です。
●十傳より→たしかに閑散としておりました。アウターゾーンに紛れ込んだようでございました。池袋と似たつくりの街でありますですね。
あのキューポラのある街の舞台となった街ですね。
二十数年前に仕事で赴いたことがあります。
その後そごうが進出して、
洒落気付いた街になってしまったと思っていましたが、
まだまだディープな場所が残されていたのですね。
好き嫌いとは関係なしに、何故だか分からないけれどホッとします。
無性に小汚いお店に入りたくなる時があります。
駄目元と思いながら食した時、その期待を裏切られるのが楽しいんです。
安かろう美味かろう!超ラッキー!
反対に、高いお料理の時に、可もなく不可もなくの味だったら無性に腹が立ちます。
そして心の中で、このお店はもうすぐ潰れるであろう…と予言(呪いの言葉?)をつぶやきます。
この予言の的中率はかなり高いです。それとも呪いの威力でありましょうか?
●十傳より→それって呪いとか予言というよりも、現実を冷静に正しく見る能力でありましょう。易者の才能があるようであります。ただし、呟くのはいいのですが公言すれば、人間関係はスムーズにいかない危険があるようでございますです。
私の家の近くに最近できた、「ち」がつく国の方々のお店。
ラーメンセット1000円が、ラーメンもチャーハンも通常の一人前なんです。
しかも、鶏のから揚げ2コ付きで、これがもう「サーターアンダギー?」ってほどの爆弾で、その重さに、箸を持つ指が痛いほど。
もーこりごり…と思い、お会計をして「ごちそうさまでした」と言ったら、中国訛りのカタコトで「ごゆっくりどーぞー」と言われました…。
今はその安さから大学生でいつも混んでるので、当分は潰れなそう。
たまにママ友とお昼に行ったりしますが、ラーメン単品700円を頼むのはなんか負けた気がするので、意地になって餃子定食を頼みます。
私は餃子が大好きなのですが、餃子セットはメニューにありません。
いろんな意味で、話題のお店です。
●十傳より→「ち」というか「C」と「K」の国の食いモノにはご用心でありますです。スペインでC国の料理屋にはいったら、スープからビニール袋が出てきたと他のジャポーネさんが悲鳴を上げていました。またフィレンツェのC店ではネズミがでるぞという噂が。いやいや、それより毒空気をどーいたしましょうか…。ジャホーネさんの最近の口臭とどうよう困った問題でありますです。