2010
11.09
11.09
南向きの温かな日差しの部屋で、ロメオはうたた寝を決め込んでいるのでございます。
前脚を組むのが癖なのか、澄ましているのか、それはロメオに聞かないと分かりませんが、平和で幸福に包まれているのだけは確かなことのようであります。
それに比べて、人間はなんと不公平なことでございましょう。
幸せですか?
そうきかれてイエスと自信をもって答えられる人が全体の何割いるのでありましょうか。
もしも、私がロメオにとって神様ならば、人間にとっての神様はいったい何をしているのかとおもうのでございます。
とでもロメオは語りたい様子であります。
そもそも、それが不幸の原因だとすれば、恋愛とかそういうものが、悩みの核であるのかもしれませぬな。
…まさか、そうではありますまい。
人間は見果てぬ幸せを追う習性があり、それが、そこにあるはずの幸せを幸せだと認識していないだけの話とも考えられるのであります。
ロメオ君の贅肉のないカラダをみると羨ましいです。
中学生の頃、愛犬のミニピンに向かって「君のオードリー
ヘプバーンのような瞳と小顔をくれたまえ」と言っていた時期がありました。
●十傳より→男にとって女体のぜい肉は「美」の一つでございますよ。