01.10
古本屋で画像の一冊を見つけましたので、さっそく自宅で読みました。
小学生の頃の愛読書でした。
シャーロックホームズよりも、私メは、こちらが好みであります。
陰陽師でいえば、安倍晴明よりも、蘆屋道満の方に近親感を覚えますし、晴明の妻、梨花を寝取ったという伝説も、やはり、
「道満だな」
と肩入れする理由であります。
NHKの2024年の大河ドラマが、その当時の物語みたいで、
「今年は呪術が流行るか」
なんて予感もいたします。
しかし、いぜん二千円札が出た時、その図柄を見て、
「これは源氏物語占いだろう」
と、さっそく源氏物語占いを考案し、雑誌や本やネットに出しましたが、それほどの話題にならず、まあまあ普通の感じ」という成績で終わった過去がございますから、何とも申せません。
源氏物語占いは、男女、それぞれを14タイプに分けました。
これは冒険でありました。
占いでのタイプは、星占いや12支占いが12タイプ。十干を基にすれば10タイプ。カバラや九星は9タイプ。曜日占いで7タイプ。空亡で6タイプ。陰陽五行で5タイプ。血液型で6タイプ。だいたい、決まっております。
14タイプの分け方は、なかなかできません。
なにを基本にしたかは秘密でありますが、出自の根拠はちゃんとあるのであります。
が、14タイプを、書き分けるのは相当の労力であります。
当たったよーに書かなければならないということもございます。
タイプは少ない方が、当たりやすいのであります。
さらには相性。
14×14=の196パターンとなり、たいへんな作業でございましたです。
そーいえば六壬をもとにした、12天将星占いは、720パターンでしたっけ。
スクールの占いを純文学ととらえるなら、雑誌やネットなどの占いは大衆文学、いわゆるエンターテイメントの頭を働かせる必要がございます。
面白くなければいけないのであります。
ルパンを読みながら、ふと、むかしを思い出したのでありました。
私は、百人一首占いで、小野先生の存在を知りました。面白かったし、当たっていました。
●十傳より→原作の姫君の原型を崩さず、それを占いに当てはめるので苦労いたしましたです。
再編の天将星占いから10年が経ちましたね
●十傳より→もう、そんなに経ちましたか……。
200近いパタ-ン
私の脳みそでは到底追いついて行けない難問です
それらを理解し、世に発信する先生は素晴らしい
そんな先生が愛読していたのが「怪盗ルパン」なんて
私が幼い頃、母が買いそろえた「少年少女の名作」
一冊がテッシュボックス程の厚さがあり
一冊ごとに、その国々の名作が収められていました
ある一巻の日本の話には
「古事記・義経物語・平家物語・雨月物語」など
有名な話が詰め込まれた素晴らしい本でした
表紙にはゴッホの「あるるの跳ね橋」など有名な絵画がプリントされ
日本版では岸田劉生の「玲子像」など
子供向けとは思えない重厚な本でした
その中で、何処の国のお話かは記憶にないのですが
アルセ-ヌ・ルパンのお話「奇巖城」
心躍らせて読んだものです
そして何より、この全ての本の挿絵が素晴らしい
所々に色彩な挿絵も挟まれていて
きっと著名な画家が描いたのでしょう
「奇巖城」でのルパンの姿
金色の髪をした逞しくも品の良い男性
そのルパンに恋をしてしまった幼い私がいたのです
●十傳より→ルパンは最高であります。