2024
01.30

モリオカでは鍋焼きうどんは季節限定なのであります。
だいたい11月から4月まで。

9月に鍋焼きうどんを注文すると、
「あんや、何月だと思ってるえん」
と嗤われ、「11月まで待ちなさい」と諭されるのであります。

ひっつみを食おうとおもって渋民まで来ましたが、鍋焼きうどんのメニューをみて、
「鍋焼きうどんを」
と引っ張られたのでした。

占いも、どこか季節限定っぽいところがございます。
とくに恋愛占いは。
5月のゴールデンウィークから9月までは閑。
恋の季節で、占いどころではないのかもしれないし、太陽が新鮮ですから、占いなどと言う薄暗いイメージに似つかわしくない。のかもしれません。
が夏の終わりになると失恋者が増え、そして秋、冬とダークな季節がオカルトっぽいものを求めるのです。
受験や卒業とスケジュールが慌ただしくなるのに比例して、占い師は商売繁盛。

そして鍋焼きうどんの暖簾が店頭から消えると、占いも休閑期を迎えるのでございます。

この長いモリオカ滞在中に、流刑地の老母に三度、面会に行きました。
鍋焼きうどんの話をしましたら、
「わたしは蕎麦が良い」
おやおや、以前は「美味めごどぉ」と感嘆していたのに。
認知がきているよーでありました。

  1. 京都の富美家の鍋焼うどんまだ、食べれてないので、節分に京都に行くつもりですが
    さてさて、どうなることやらです。

    ●十傳より→たいへんな美味でありますよ。休日は1時間待ちかも。