03.09
雨粒が窓ガラスに並んでいるのであります。
春雨は官能を刺激する媚薬が混入しているのかもしれません。
いつだったか、あるお女性の誕生日を祝おうと約束したことを思い出していたりしていました。
結果的に、それは実現しなかったのであります。
原因は一本のメール。
「わたしは、あなたの思っているような女ではありません」
いままで似たようなメールをもらったことがあるのでありますが、彼女の場合はちと違っているのでありました。
自分は本当は悪い女です。
誰とでも平気で寝る女です。
そういうメールには慣れておりました。
しかし、彼女は反対でして、「わたしは、あなたの考えているような淫乱な女ではありません」というものであったのであります。
「いやぁ、キミほどの淫乱な人は知りませんけど(笑)」
という返事メールが、怒りを買ったようでありました。
自分に対する認識とは複雑なものであります。
自分はこういう人間だと信じていても、第三者からの客観的な見方は、ぜんぜん別だということが多いものであります。
とくに淫乱かそうでないかは面白いほど認識の相違があるのであります。
「えっ、あれでもキミは淫乱じゃないっていうの」
とまでは聞きはいたしません。
でも、そう尋ねたら、
「あれは、好かれようとして、あなたに合わせていただけよ」
なんて返事されるんだろうなぁと思ったりするのであります。
画像は神楽坂にあるギャラリー。
なんとなくアップしただけなのであります。
春先というのに枝に枯れ葉がくっついているところが関東らしい趣でありましょうか。
お女性が議論をはじめると、きっと私だけでなく、だいたいの男たちはEDに陥るのではないかと思ったりします。
「いいのよ、誕生日なんて祝ってくれなくても。期待してないから。どーせHが目的なんでしょう」
おおっ、なんという自信、なんという傲岸なセリフ。
すでに股間は冷え冷えとしているのに…。
あれからどのくらい時がたったのか。
いまでも色褪せずに残っている名言なのでありました。
雨は、私メの記憶のなかもしとしとと降り続いているのでございますです。
(笑)を、先生が使うなんて知らなかった!
そういうの、使わないお方だと思っていました…。
いえ、使ったからといって何というわけじゃないのですけれど。
●十傳より→石頭が多くなり、ジョークを解せず「傷ついたぁ」とお喚きになるお女性がおりましたゆえ、(笑)をしぶしぶ使うこともるのであります。
Hが好き=淫乱、というわけではなさそうですね。
十傳さんくらいになれば、一目見て「この女性は淫乱!」ってわかるのでしょうか?
●十傳より→とんでもございませんです。服を着ていては分かりませぬ。が、淫乱ではなくても、すべて淫好じゃないかと思います。でなければ70億人もいるはずがございませんから。みんなヤッたわけですよ。少なくても70億回もですよ。プール一杯分の精液でありましょうか。イヤもっとでしょう。想像を絶しますですね。そして今宵も、何億人が交合するのやら。ケダモノでありますね。
ほんと、ケダモノでありますね。
であるならば、そういう欲求には素直であるべし、と思う今日この頃。
そして、好きな男に「いやぁ、キミほどの淫乱な人は知りませんけど(笑)」なーんて言われたいと思う、今日この頃。
●十傳より→少子化と騒いでおりますが、もしも人口を増やす必要があるのなら、もっと淫行しなければならないというわけでありますね。震災から一年。あのときラブホにいた淫乱さんたちは無事に逃げたのかどうか、そこが気にかかるのでありますです。海辺のモーテルが瓦礫と化しているのを、この目で見た私メといたしましては。
対面>電話>メールという順に、表情・声がなくなり、相手の気持ちが読み取りづらくなります。
このお相手のメールもひじょうにわかりづらいです。
受信者が前向き解釈すれば
あなたの理想とする淫乱女になれなくてごめんなさい
(このコは淫乱の自覚が無いな…)
そんな私でもいいですか?
後ろ向きに解釈すれば
貴方の理想とする淫乱女ではありません。
たとえ貴方の思っているような女だったとしても、
淫乱な自分は大嫌いで受け入れられません
この状態を継続させることは耐えがたものがあります
結末があるからこそ…ですが、送信者は後者だったようですね
大切な人の引っ掛かりがあるメールの返答は、面倒臭がらずに直接会うことが大切だと教えてくれています。
淫乱という言葉には、不特定多数の人と情欲を交わすなどのイメージがつきまといますから、真面目な女性は抵抗を感じるのが大多数ではないでしょうか?
ですからその言葉を言うと「あなたに合わせていただけ」と返ってくるのでしょう。
勿論、そこには「貴方にだけの淫乱女なの」が言外に含まれているのです。
ですから「俺だけの淫乱ちゃん」とハグしてあげれば、全てがまーるくおさまると思います。
…いつもの妄想ですから保証はいたしませんですよ。
先生ったら…、色男め!
●十傳より→私メはお女性との議論を好みませぬゆえ、メールで話が絡み合ったときは放置するのでありますです。そこでまたプライドが傷つき怒り誤解し、そして噛みつくことになるのでありましょう。議論は自分の立場を貫こうとするだけでありますから、そこに「納得」はないのであります。やはりベッドでねじ伏せるのがイチバンかと…。いやこれまた失言。ベッドでの肉の会話がイチバンかと。