07.11
仕事をしていましたら、窓辺にヤモリがやってきまして、
「もう、いいんじゃない、はやく遊ぼうよ」
などと囁きかけるのでありました。
湘南名物であります。
こいつが現れたということは、餌である蚊や蛾も発生しているわけであります。
喉元を震わせて、私メを誘惑するのでありました。
トカゲやヤモリがまじないに効果があるというのは、再生能力にたけているからでありましょう。
捕まえようとすると尾を切って逃れるのであります。そして、尾がふたたび生えるのであります。
が、それも限界がありまして、とっ捕まえてハサミで尾を切ったことがありましたが、ほとんどは死滅。
ちょっとだけ切った奴だけが生き残りました。
お女性をこちらに惹きつけるには、優しいだけではダメでありまして、多少の意地悪は必要であります。
ハートに揺さぶりをかけ、右と思わせておいて真上から意表をつくことが大事でありましょう。
か、やはり意地悪にも程度がございまして、ヤリすぎると嫌われるのでありますです。
トカゲと同様に、まじないに使うモノとしては、歯、爪、髪の毛、陰毛もそうでございます。
すべて再生能力のあるものばかりであります。
昔の人たちは、腕を切ってもダメなのに、髪の毛を切っても生えてくるということが不思議だったのかもしれません。
いやいや、今だって、どうして陰毛が剃っても、時間が経つと、ゴジャッと生えてくるのか、不思議といえば不思議。
でも「たまには手入れせず植え込みのようにして来いよ」と、その場で剃毛の楽しさに耽ろうと提案いたしますと、
「だめだよ。ここは永久脱毛してるから」
と、ちょびヒゲのように残された陰毛を示しつつ「ごめーん」などと甘えるお女性も存在するのでありますです。
「想い出にはかりひたってないで、遊ぼうよ」
とヤモリは私メを誘惑するのでございます。
手を伸ばして捕え、瓶詰めにして、シリカゲルを投入して乾燥させ、お守りにしたい欲望が、頭をもたげるのでありました。
いま考えているのは、二匹を捕え、双頭のトカゲのミイラを作成することなのであります。
鋼色の漆で仕上げ、口に真っ赤なバラの蕾のドライフラワーをくわえさせたら、彼らも喜ぶことでありましょう。
年々、住宅がふえ、蛇の巣も失われてしまっては、楽しみはトカゲかヤモリくらいしかないのであります。
「悪趣味ね」
と言われても、これは私メの夏の風物詩でございます。
「本当は、わたしをこうしたいんでしょう?」
とんでもありませぬ。
それよりも、ヤモリの丸焼をひそかに食わせたら、ほんとうに「惚れ薬」の効果があるかどうか確かめたい気持ちの方が強いのでございます。
…効果があっては迷惑でありますが…。
優しいだけではダメなんですか?
意地悪を身につけなければ。
●十傳より→と、私メの経験は語っておりますです。イジワルの後の優しさが効果的に作用いたしますし。
ヤモリ…今の住まいにオトナ、子ども、バブちゃん、いろんなファミリーが訪問してきます。
最初は姿を見てはギョッとしていたのですが、よくよ~く見るとなんとも愛嬌があって可愛らしいなぁと。
今ではようこそ~てな感じでヤモちゃんの好きにしてもらってます。
さて、本題です。先日、愛車が、ある事情から3年間の冬眠を経て、フルメンテナンスをして、この度復活しました。
そうした理由は…実家の母が認知症になり、なにより運転好きな母を、どうにかして運転させないようする!というもので、実家の父や兄とも話し合った上、決めたことでした。
が!先日、元我が家のクルマが陸送され、納車されたのですが…
ナンバーを見てビックリ‼
ナント私の誕生日だったのです。
当初、リクエストナンバーにしたら?っていう話もありしたが、私としては、もう廃車になってもいいクルマなので、今回いただいたナンバーを受け止めましょ…との思いがあって、お任せにしたのです。
ナンバーを見ては心臓がドキドキするし、なんだかワクワクするし…なんで⁈って不思議な気持ちが先にたちます。
コレって、何かの予兆なのでしょうか?
●十傳より→予兆というよりも縁起モノでありますですね。クルマってヘンなもので、売り飛ばそうかなって考えていると調子が悪くなったりいたします。誕生日とおなじナンバーってことは、クルマの無言の喜びをあらわしているようでもありますですね。
十傳先生こんばんは。
我が家の猫達は出入り自由なので朝おきますと枕元にヤモリ、イモリ、すずめが至りします、一瞬にして眼が覚めます(笑)これからですとセミですが(笑)
先生の、お女性のお話とても楽しいです。学んでレベルアップ致しますと普通の男性では物足りなくなりますね。これからはハイレベルの男性を落とせますでしょうか?
●十傳より→レベルの高い男など存在いたしませんです。みなお下劣な本性を隠しているだけでありますから。お女性だって同じように。
少ーし意地悪されるの、好きです。
ヘンに褒められるより、ちょっとイジられる方が居心地がいいというか。
ドMです。
「じゃあ、もういい!」なんて膨れっ面になったところに、優しくされたり、食べ物で釣られたりすると、もう、ワンコみたく「ワホッ!」って尻尾を振りまくります。
そしてそのうちに、意地悪が度を越えて、本気で頭にくることもあります。
特に、引き際の悪いしつこい意地悪に。
でもそれも、美味しいのご馳走されたり、エッチがとっても気持ち良かったりすると、ついうっかり忘れてしまいます。単純です。
(ごめんない先生、携帯からまたエラーになって重複してるかもです。)
●十傳より→匙加減が大切でありますですよ、意地悪は。パワハラで僻地に飛ばされるお方たちは、この匙加減をご存知ないようでありますです。イジメで相手を自殺させるのも同様であります。すべてはご褒美の美味しさを際立たせるための行為なのでありますから。
どれどれ・・・。
●十傳より→ほれほれ…。
daiさんも、いぢわる上手ですよね。
投げキッスのキャッチ&スローなんて「あーん。もっとシテ」って感じでした。なんちゃって!うふっ
●十傳より→独特のサービス精神からの意地悪なのでございましょう。意地悪は愛のうち。愛が消えれば黙殺でありましょう。
はい。分かっています。
daiさんのサービス精神からの優しい意地悪。
その匙加減が上手だと。
さすがモテ男です!
●十傳より→モテモテ男です。
ありがとうございます。
クルマの無言の喜び…そうなんですね…
なぜだか涙が溢れて止まりません。
縁あって、子どもたちがベビーシートをしていた頃からの付き合いですので、
遠く離れるとなったときに、どうしても廃車にできず今日に至ったという経緯があります。
今回の現象をありがたく受け止めて、いつか地球に還る日まで…
大切に家族の一員として働いてもらえたらと思っています。
●十傳より→クルマには、たしかに命が宿っていますですよ。
十傳先生
仰る通りですが(笑)
多少上手い下手はございますでしょう(笑)エッチだって(笑)相性もございますが…
●十傳より→ブツの良い悪いは最初だけ。あとは慣れでありますです。まぁ、失ったモノは極上品におもう錯覚はございますですが。世の中幻滅の連続であります。
ヤモリちゃん、かわいいわ~♪
ヤモリやトカゲの類は子供の頃から可愛く感じていたんですが、
こちらに着てからは、気持ちが悪かったり怖かった虫たちでさえも、
特に室内での未知との遭遇を繰り返すうちに、
だんだんと可愛く思えてきたから面白いです。
殿方に対しては・・・
自分棚上げで、キモイものはキモイのでありまして。
まだまだ虫たちのようにはいきませんねぇ。
とはいえ、少女Aさま、まさしく十傳先生曰くですよ。
ブツなど大した問題ではございませんわ。
合わないと感じるならば、それまた工夫する愉しみでもあります故。。
●十傳より→30回もやっているうちに合ってくる場合もありますですしね。
3回で結論づけては、実はもったいお相手だったりして!?
●十傳より→で、ありますから30回なのであります。3回では良さも何も分かりませんでしょう。分かることもありますけど。
あ、先生、言葉足らずでごめんなさい。
すっかり少女Aさまに向けたつもりで書き込んでしまいました~。
●十傳より→と、いうことでありましたか…。
さ、30回ですってー??同じ人と??ありえません!
2ラウンドしたところで15回も逢瀬を重ねるって~事ですよね??
ぎゃっ!!!
●十傳より→私メは一回1ラウンドでありますから逢瀬は30回。10回あたりからお互いの癖が分かりはじめ、15回で本格的になり、20回目で惰性に入るってことでしょうか。あとは次の男へのテクの伝授。そして罵られてタイムアウトという次第でございますですね。
惰性と伝授はイラナイな、時間の無駄。10回あたりから新しい人がスタンばってるっつうのが理想(笑)、でも良ければ別に引っ張ってもいい訳ね!
●十傳より→私メは動悸が汚いのでありますです。お女性の生態を観察し、それを商売のネタにしようという無意識が働くようであります。また伝授は、男→女→男→女というように伝わっていくような気がするのであります。「この体位の極意はココにあったのか」という目からウロコのようなもであります。「さあ、このテクで男をメロメロにしろ」と、手塩にかけて育てたお女性を別の男に渡すときの、嫉妬にちかい感情もまた悦びの一つでありますですよ。
もちろん複数のお女性とは同時進行であることが鉄則であります。でないと「愛」にヤラれてしまいますから。
なかなか伝授通りにいかないような。
私自身が、前の女の性感帯がそうだったからって私はチガウわよ~なタイプなもんだから(実際)。
目からウロコっつうのも、対その人との発見の方が新鮮さがあるし。変になじまないうちに離れるのがいい気がします。あ、長丁場がキーでしたね(笑)
●十傳より→たしかにそうでありますですね。人それぞれ違いはございますです。「あれ、Aの方法では効果がないなぁ」ってな感じでありましょうか。その導入の小径探しに数回かかりますですか。
ってか、いちお、シロートなもんで。小出しにしたところで徐々に?巧みな技を披露したとしても男性側の方がひくというか、萎えちゃわないですか~??笑!
●十傳より→いえいえ、小出しにするのじゃなくて、そのお女性が頂点を極める山の入り口を探すのでありますですよ。髪から責めるのか、足からいくのかみたいな感じでしょうか。まぁ、余裕ある演技でおこなっていればイイと思いますです。余裕ってのはオフザケという意味でありますですよ。
「その導入の小径探しに数回かかりますですか」
大丈夫です!私、誘導には自信があります。何しろ、震災の時も避難非常誘導のアナウンスをしておりましたから。慣れてますです。
HNがいささかシロートっぽくないでしょうか?
●十傳より→とても素敵なハンドネームでありますです。新鮮でとてもイイです!
次へのフォロー?までして、どうして罵られちゃうの?
●十傳より→心の領域まで深く突き刺さるからでありましょう。罵られることは悪いことではございませんです。罵るよりずっと快楽でありますれば。「私メの勝ちですね」というように。
あのう・・
素朴な疑問として一度聞いてみたかったのですが、
それなりに深いつきあいをしてきた女性たちの中で、
例えば結婚を考えた時はなかったのでしょうか?
またはつかず離れずの同志的な友人に戻った人とか。
先生の子どもを産んだ人とかいそうな感じがします、
愛の形見にと。
●十傳より→憎しみの形見になら分かりますですが、愛されたならSEXの意味は失われますから自動的に不能になるのでありますです。
命を十月十日体内の中で育て、生命を産みだす事ができる女性と、種を放出しただけの男性との違いですか…
“愛の形見”にと思う女性の気持ちは愛の象徴…
“憎しみの形見”にと思う男性の気持ちは責任…
そう思うのであります。
実際、子連れ再婚した場合、男性は妻の連れ子の面倒は見れますが、女性は夫の連れ子の面倒は見づらいケースが多いとか…
でも、最終的に子供たちは巣立っていくので、その後、男と女はどう余生を過ごすのか…
いろんな意味で、相性って大切ですよね?先生☆
●十傳より→人生に満足しているならば、子供を産んでもいいでありましょう。が、生まれた子供に待つのは、哀別離苦老病死という地獄かもしれませぬ。人は子供を産むたびに、一人を殺しているわけであります。子供に対する謝罪の気持ちを持ちつつ、それでも人生はこんなにも楽しいのだと親はみずから幸せであることを立証して見せねばなりませぬ。
藤小町様ありがとうございます。
先生にふった内容は私自身の経験でもあります。
このあたりは男女の永遠の深いテーマですね。
私は映画のグランブルーが好きです。
男は海に還さないといけないと思っています。子どもは女が育てます。
それでも人生の途上でさらにご褒美のような恋に落ち、苦しくても人生はやはり楽しいと実感しています。抽象的でごめんなさい、長文は好みませんので。
●十傳より→グランブルーでは、日本人がすぐにペコペコお辞儀するという習性をバカにするシーンがあって、そこが面白かったのでありますです。日本人には愛など似合わないのだなぁと。
以前にも書いていましたよね。
日本人が群れて頑張れよぉと
やるシーン。あとベルギー人も小馬鹿にされて・・(笑)
先生がジャック・マイヨールに見えてきました。
あ、ジャンレノの方かも。。
●十傳より→バカにしているのではなく本当のことを言っているのであります。興味だけでジャズとかサルサなどをやる日本人。これこそ、その地域の人々をバカにしているわけであります。スペインは貧乏国でありましたが、他国の者たちにフラメンコは見せても手拍子すらさせぬプライドをお持ちなのであります。イタリアではアメリカンコーヒーを注文するととたんに態度が冷たくなるのであります。日本人はこれらを見習う必要がありますが、悲しいかな、誇るべき文化は皆無。せいぜい鎖国時代にできた200年程度のお遊び歌舞伎くらいでしょうか。
割り込み&話がそれて失礼します。 アチラの方、そういう仕事をしてるなら英語くらい話そうよ!って思う時もあります。プライドなのか意固地なのか、はては頭悪いのか?中国人種とある部分で共通するところもなきにしもあらず。
●十傳より→センスというか感覚が良く分からない人々であります。ちと接してみたい気持ちもあるのでありますです。ただし美女さん限定で。そういえば稚内でウクライナ娘と踊ってましたら、うしろで前歯が総銀歯の男がバラライカを弾きながら、私メを監視しておりましたですよ。
>罵るよりずっと快楽でありますれば。「私メの勝ちですね」というように。
うふふ。。。
●十傳より→勝ち負けはないのでありますがね、ほんとうは。けれど、泣きながら「最低な男だって自分でおもわない?」とか「あなたなんか人間のクズよ」と訴えられ、いちいちごもっともとうなずき、「クズじゃなくカスだよね」と茶々を入れ、すると「はぐらかさないで!」と罵られる体験は、お女性のカラダも心も開いた…そう、ゲームをすべてクリアしたあとの達成感と悲哀のまざった気分になるのでありますですよ。「さいしょからゲームだったのね」…いやいやリアルに思い出してきてしまいましたぞ。
とってもリアル。。
思い出したことがある。
もし女性側がそのようなゲームとして仕掛けたなら、
殿方にそう思わせるところまでもがゲームだったりして。
●十傳より→ゲームは途中からマジになるモノではありませぬかな。ゲームだったと思うのは結果でありましてね。禁じられた遊び。
十傳先生
はい、やはり30回ではなく48回(四十八手)は致します。
●十傳より→四十八手は体位ではありますが、どうして、そういう姿勢をとるのか、これはひとつひとつコツがあるのでありますです。形だけ真似しても、真髄は体感できませぬ。そして体感したが最後、その関係は10年に及ぶことになるでありましょう。「そうよね」と、どなたかの声が聞こえますです。