10.26
へんぽんと晩秋の雲は東北の空に浮かんでおりました。
新幹線は一路、北へと向かうのであります。
飛び乗った私メは、しばし、うとうとと車窓の流れをながめておったのであります。
すると50代の男と30代…いや40代のお女性が大宮から乗り込んで来たのでございます。
水商売のお女性と直感いたしまして、嬉しくなったのであります。
まず、弁当を食いだし、男が、
「食欲の秋だよな」
などと言うと、お女性は、
「性欲も旺盛よ」
なんて言いだしたものですから、私メといたしましては、ウキウキ。
車内はへんに静まり返りましたのであります。
そんな気配など関係ないかの如く、二人は酒盛りをはじめたのであります。
酔うにつれて、エロ話を大声でやりはじめましたから、願わくば私メも仲間入りしとうございました。
おぅおぅ、なんと麗しきカップルか。
お女性のおみ足を膝に抱きかかえ、男は恋に陶酔した表情。
かなりの美人なのであります。
私メは、衆目のなかで、こういうことはできませぬ。
こういうことをする男を、羨ましく、尊敬するのであります。
大物のツワモノでございます。
「オノさんは冷たいよね」
と評価されるのは、こういうことを恥と思っているというか、とてもできないからでありましょう。
先天八字推命(四柱推命)において、私メは偏財も正財も天干に出ていないのであります。偏財、正財が天干に出ていない男は、内づらが悪いのであります。
優しくしようとしても、態度はその逆になってしまう傾向なのであります。
この男は、おそらく天干に偏財あるいは正財が二つ以上あるはずであります。
逆に女性の命式に、偏官、正官のないお女性も、またどこかシャイ。積極的にならなければいけないときに、しり込みするタイプでありますです。
では偏官、正官があればいいかというと、二つ以上あると、今度は男運が悪いのであります。
お女性は寝ぼけて、それとも酔いすぎたのか、
「ねぇ、キスして」
とかすれた声をあげておりました。
可愛いのであります。
周囲からは「イイ加減にしろ」とでもいうような舌打ちが聞こえましたけれど、いや、じつに美しい濁情につつまれたお二人でありました。
四柱推命などの知識があると、相手の行動から、どういう生年月日なのかを推理する楽しみがございますです。
先生!
私も今、新幹線…
隣に座っている男が臭いのです。
酔えば少しはマシになると思ったけど臭いものは臭い(ー ー;)
後…1時間の辛抱。
あっ、ところで…
今日は先生の新刊が自宅に届いているはず…
私の大好きな御本…
「幸運と不運の法則」
私のビジネスパートナーに話したら興味深々…
神楽坂ランチで密やかに盛り上がり、お互いに与えられた場所へ戻るのでした…
●十傳より→最後の一文が、なかなかの情緒でありますですね。
最近、だいぶコメントが落ち着きましたね!
●十傳より→十傳スクールのテキスト作りに没頭している身としては、楽で、ありがたい傾向でございますです。スケベさが抜けているための現象なのかもですね。
うーわー…
私、こういうのキライ!
公共の場で全くけしからん!って思ってしまいます。
マナー悪っ!
そこになおれぃ!セイバイしてくれるわ!
…あーあ。私って心が狭いですね。
自分の命式調べてみよっと…。
●十傳より→が、この男より、オレの方がイイぞーと比べられたい持ちもあるのでありますです。愛というヤツを踏みにじりたいS的な気持ちが異常なまでに勃起するのでありのした。この男をしょっぴいて来るべき中国征伐の最前線に送り込んだら、さぞ気持ちいいような気持ちでありますです。
ううむ…深い。
そのポイントで勃起ですか。
やはり先生クラスになると違いますね。
でもね、先生のブログのおかげで、私も濡れポイントが徐々に深くなってきました。
中国征伐の最前線に送り込んだら、ますます二人は盛り上がるじゃないですか。
ダメダメ~。
それで終わらず、「無事に帰国したら女にはすでに新しい男がいた…」というオチを想像すると、とっても気持ちいいような気持ちです。
はあ~…。
心が狭い上に、なんて意地悪な私なのでしょう。
滝に打たれたい気分です。鞭でもいいけど。(ウソ)
●十傳より→女には男がいた…じつによろしい発想でありますです。二人の愛の浅さを教えてやらないといけませんですね。早く来い来い中国征伐。
先生こんにちは。
男性は?提灯あんこうでしたか?
写真で拝見致しますと服装だけ若くみえますね。
私もカップルの後ろの席に座りたかったです……楽しそうです。
他の方々は車掌に苦情は言わなかったんでしょうか?
興味は?あったんですかね。
●十傳より→苦情なんてとんでもありませんですよ。愛し合う二人にとって苦情は愛の起爆剤なのでありますから。この濁情を切り裂くには、理解ある対応のみでございますです。
ご立派な、中年のおみ足ですね!
でも足首キュッですね。
●十傳より→実際なかなかのお女性でございましたですよ。