11.13
逗子市のストーカー無理心中が引き金でありましょうか。
私メに、「あの女を殺して、オレも死ぬ」とか「こうなったらあの人と刺し違えるだけ」という物騒な相談が続いているのであります。
そういう相談のあるときは、やがて大きな災害があるわけでありますが、それはソレとしまして、それほど熱く人を愛せるのは、むしろ羨ましいのであります。
「いや、愛してなどいない。憎んでいるんです。殺したいほどに」
と反論されるのでありますが、憎しみは愛の隣に潜む、もうひとつの愛の形。
相手の心が思うようにならないとき、愛はオセロのようにパタパタと憎しみに裏返るようであります。
ずいふん前のことでした。
60代の老人が、50代のお女性に狂い恋をしてしまい、やはり「殺したい」と私メの前で歯ぎしりしておりました。
その表情はティーンエイジャーでありました。
またあるときは、
「ご馳走されて、お礼を言わないといけないんでしょうが」
というメールを受け取ったことがございます。
ちょっとシャレたところでいっしょにメシを食った相手からであります。
「どうせ、必要経費になるんだものね。ハハハハ…」
たしか、こういう文面でありました。
勤め人と違い、個人事業者としては、必要経費になっても、そのまま資金が出るのにかわりはございません。
けれど、そういう弁解は愚かであります。
やがて、そのお女性は去って行ってしまいましたが、考えれば、こういう失礼な態度をとればストーカー被害にはならないかもであります。
いやいや、そういう簡単なモノではありますまい。
みんな濁情という病原菌に感染していると考えるのが正しいかもしれませぬ。
殺す、殺す、殺す、ぶっ殺す
死ね、死ぬ、死ぬ、死ね、死ね、死ね
この数日、私メは、何回も何回も、これらの言葉の呪文に汚染されておりました。
ベッドの上で交わし合う同じ言葉と違い、そこには寒々とした孤独がからからと転がっているばかりであります。
画像は、木星であります。
幸運の星、木星は、我々がどのように醜くても、あるいはたまに美しい気持ちになっても、ひとりで暗黒にまたたきつづけているのであります。
頭の血管がプチブチと破裂するように相手を憎み、「黙れ!」と出刃包丁を柄の部分までもぐるほど深く突き刺して、何も言わなくなった相手の、まだなまあたたかい血だまりのなかで自分も頸動脈を断って、一つになることは、美しい妄想なのか、許し難い現実なのか。
心の地下を流れて他者とつながる意識の中で感染は広がりつつあるようでありますです。
こ、怖いっすね…。
そんな相談がきたら、先生はどうするのですか?
その後、本当に事件になったらイヤですよねー。
●十傳より→被害者より、加害者側の相談というのは、じつに興味深いところもあるのであります。もう枠外に住んでいるところがありましてね。また自分の心が、強いアルコールを浴びたように爛れていくのが分かるのも収穫なのであります。ただ聞く姿勢に徹するわけであります。
いつも思うのは、
このように、もはや愛でもなんでもないただの執着心を抱えた身勝手な相談を、真剣にじっくり聞くことができる先生はスゴイなぁ~ってことです。
私には、絶対まねできません。
私は普段はボーッとしていますが、本気でムカつくと、夫が「リーサルウェポンだ…」と言うほどに、冷静に相手の欠点を鋭く且つ辛辣に、木っ端微塵になるまで叩きのめしてしまいます。
自分でわかっているから、気をつけているんです。
もしも、もしも、
十傳スクールに通えて、先生から教わることができたとしても、それを仕事にはできなそうです…。
「それは占いや鑑定以前の問題でしょう?」っていう相談者には、厳しく説教たれてしまいそう。
で、「あのババァ占い師さー、自分の意見を押し付けやがるんだよね。最悪!」とか言われそう。
例えば、飲み会などの席で、イケメン以外に話しかけられてもブスッとして生返事。
しかし、見た目モサッとした男性が、お医者さまだったり年収1千万などと聞いたりすると、ガラリと豹変して、「やぁ~だぁ~」と甘ったるい声を出して擦り寄っていく女…。
「かわいい子いないじゃん」と場が静まり返る発言する男…。
そりゃ誰だって、私だって、かっこよくてお金持ちのほうがいいです。
でも、こんな非社会的な態度で人と接していながら、出会いがないだとか、私よりブスなあの子ばっかりモテる、だとか、
そんな人が「先生、あたしはいつ運命の人に出会えますか?」とか、
「こんなに努力しても、どうして振られちゃうんでしょうか?」とか、
もー、そんな相談されたら、私、ブチ切れます!!
生年月日とか方角より、まずは考え方を悔い改めよ!って言ってしまいそう。
……おっと、ごめんなさい。昨日、写真に触発されて、カキフライ食べたんですよ。
やはり高カロリーで、ムキムキムキー!となってしまいますね…。
●十傳より→それに今夜は新月でありますれば。まぁ、鑑定のスタイルは色々でありますから。ただ流行りで気休めの、なんとか療法とか心理学よりは、占いの方が格が上だという自負心は必要てありましょうか。相手の運命を握っておりますし。
いつも読ませて頂いております。
運勢が悪いと物事をマイナスにマイナスに考え、本当はそんなに深刻ではない人間関係にクヨクヨと悩んでいます。プラス思考になるにはどうしたらいいのでしょうか、
苦しいです。
●十傳より→いまある自分で、種銭を稼ぐには、どーしたらイイかを考え始めると、次の局面にワープ出来ますです。
ありがとうございます。十傳さんからのコメントを何度も読み返しました。
ワープしたいので、どうしたらいいか考えます。
●十傳より→「種銭」という二文字は人生を好転させるキッカケになるかもであります。
最近、十傳クラブに新たに加わらせて頂いたyuriaです。
エロティシズムに溢れたブログ、楽しませて頂いています。
>心の地下を流れて他者とつながる意識の中で感染は広がりつつある・・
というくだりが、妙に心に残りました。
なんとなくは感じていたものの、やはり、人は無意識の世界で根っこが
つながりあっているのですね。チューニングが合う、合わないはあるにせよ。
他人からの感情の感染を、うまくスルーするコツみたいなものって
あるのかな?とふと思いました。これからも更新楽しみにしています。
●十傳より→やはりエロというふりかけがないとUPする私メも面白くながんすからね。今後ともヨロシクです。