2013
09.02

気温は真夏。
でも季節は確実に移動しているようでございます。

ご近所から柿をいただきました。
ちと傷みかけているのでありますが、柿はこのくらいが好みなのであります。

柿に限らず、傷んでいるものは美味いのでございます。舌が過敏に反応いたします。

勝手にコンプレックスだと隠しているところが、じつは魅力の根源であることもしばしば。
「ここを直したい」
と直してしまうと、味も素っ気もなくなることも世の中には多ございますです。
「脂肪がついているでしょう?」
「もう若くないから」
「ホクロを笑わないでね」
すべてに対して答えはひとつ。
「そこがイイじゃないの」でありますです。

手相にも人相にも、生年月日にも完璧なものはありませぬ。
名前の画数にも凶が含まれていることの方がイイのであります。
その凶を傷と言いますですが、傷を直そうとするから運勢が開かれるわけであります。
最初から吉で埋められていては、現状に満足し、怠け者になるばかり。

「うわっ、手が大きいんだね」
と思わず発して失敗したことがございますけどね。
お顔が小さく、すらりとしたスタイルなのに、手だけがゴツクて馬鹿デカかったのであります。
握られると安眠できるねと言いかけて、やめましたです。

今夜は、初物の柿をゆくりと味わうことにいたしますです。

  1. 私が生まれ育った家の庭には2本の柿の木がありました。
    1本は丸い実で、真っ黒にコガが吹いて美味しそうですが
    当たり外れがあり、3つに1つは口が曲がるほどの渋柿です。
    もう1本は大木の四角い次郎柿で
    亡き母が「あれ程美味しい柿は後にも先にもない」
    と言った位、大きく濃厚な甘さの見事な柿でした。
    今、ほんの少しの間、子供の頃に戻った私の心は
    柿の木に登り下を見下ろしていました。(落ちるなよ-)
    ちょっと気になったのですが
    柿を舐めています黒いキャラはなんでしょう。
    不気味のような可愛いような。

      ●十傳より→黒いキャラは、じつは今夏、私メが愛用している短パンのお尻のポケットであります。UP STARTというところの製品であります。