08.25
秋に向けて、体力と気力を温めているのであります。
いつも暇ではないのかと問われれば反論の言葉を持ちませぬが、それでも大切な休息の日々なのであります。
携帯電話を部屋に置き放しにしてコンサートや映画に出かけることは、まことに贅沢至極な時間なのでございます。
なにを見ても感動できない体質になり果ててはおりますけれど、この自由という時間がすがすがしいのであります。
で、店頭でみつけたステンドグラスのスタンドを衝動買いし、スルメでもあぶるように淡い光を見つめておると、頭は12月の冬の季節へと巻かれてゆきますです。
お女性の手の美しい造形は、クリムトの作品もすべてそうでありますが、ペニスを握った形であるのではあるまいかと、冷たいブロンズを見つめたりしております。
拙著「東洋観相秘占」のコラムでは最終段階で、はねられてしまいましたが、腕というものは人間のみが有しているモノであります。
腕があるからレイプはおこなわれますです。腕のない動物は、メスがしゃがみこめば、オスはどうすることもできませぬ。ということをしたためたのでありました。
そして、お女性の指はペニスを握るに相応しい大きさであり、男の指は膣の深さに等しいようであります。
人体はお互いの官能を満たすように出来上がり、そこに愛は置き去りにされているために、愉悦と心の隙間が生じるのでありましょう。
愛がないから私はイキませんとうそぶくお女性がいるかと思うと、愛があっても相手と体が合わないためにイケませんと目を潤ませるお女性。
もう愛欲は卒業したはずだと安心して70歳のジジさまと付き合っていたら、突如として抱きすくめられベーゼをされたと驚き、生理まで遅れてしまったと憤るうら若きお女性もおりますです。
色々な愛欲模様を見つめ直す日々であります。
もしかすると私メにとって休息とは、濁情という風船をふくらまし官能を圧縮する意味なのでありましょうか。
裸のお女性を腿に、けだるく横抱きにしながら、髪やあばらをハープでも弾くように指先で愛撫する妄想が蘇りつつありますです。
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