2014
12.11
12.11
いま部屋は足の踏み場もございませんです。
机の上は戦場の如し。
なにしろですね、開運招福カレンダーの付録にする福本銭(例のヤツ)の袋を折り、印鑑を押し、そして福本銭を詰める作業と同時に、十傳クラブの会員の皆様にお贈りする「しやわせカード」の封筒の宛名とその整理を行っているのであります。
個人的に依頼された金運カードも加わり、テンヤワンヤで、それぞれが混ぜこぜにならないようにするだけで頭が混乱しそうであります。
これが終れば、さぞやホッとするでありましょう。
お誘いにも「ダメじゃ」のフレーズ。
かけている音楽は讃美歌。
暖房は足温器のみ。
「態度つめたーい」
と申されましても、それをいなす心の余裕はなくカカカッとなっている状態なのであります。
頭の中では、真冬の北海道のちいさな町に粉雪が横殴りにふり始めております。
その町の木賃宿の一室で、隣の旅館の屋根の雪が吹き飛んでいるさまを、切符の端が丸くなるまでもてあそびながら眺めておるのです。
粗末な畳の部屋の隅には布団が畳まれておるでしょう。
「ご飯の支度ができましたよー」
と不愛想な仲居さんの声。
夕食はキャベツの千切りと魚フライ。どんぶり飯とジャガイモの味噌汁。
安い酒をツケてもらうのであります。
我に返りましたら、ハンコがズレておりましたです。
やり直さねば…。
奇門秘儀における福本銭の仕掛け… カバラとの関連性はあるんですか?
●十傳より→カバラとは関係ありませぬ。奇門遁甲と福本銭の関係もなく、ただ吉方位旅行に持参した福本銭に、その作用があるだろうというものであります。
先生の文章は素敵で、目を閉じてひと時 粉雪の舞う北海道のちいさな町を旅してしましました。
私も子供のころから 雨や曇りの日が落ち着きます。雷が轟くとドキドキして嬉しくなります。
晴天は居所の不安さから好きではありません。変わっていると言われることにもずっと慣れていましたが、先生のお言葉にホッとしています。この少数派の天候の好みは、なにか理由があるのでしょうか。
●十傳より→イイものを好きなのに理由などありますまいて。