2024
05.20

1か月も経っていないのに、モリオカの実家の庭は草が茫々に生えていて、明日からの草取りは避けられません。

そのまえにひと回り。
不審者が侵入した形跡はないか。
歩行者にゴミを投げ入れられてはいないか。
動物の死体はないか。

そして、家の中。
カーボンに似た黒いブツブツは落ちてはいないか。

昨日のブログで書きませんでしたが、家運が傾く前兆として、家の中が暗く煤けたよーに感じられるのが特徴であります。
病人が家に居る時にも似た、それまで弾んでいたリズムが途絶えたよーな暗さであります。

それは、カーボン状の黒いぷつぷつが特徴なのであります。
昆虫の糞のよーな円いぷつぷつ。
これがあると、その家は薄暗い空気に包まれますです。

が、実家にはございませんでした。

ひと安心。

しばらくしたら工事の人たちがやってきて、私メは居眠りしながら立ち会うのでありました。

明日からの草取り。
毎年の、秋までの苦行が、今年も始まったのであります。

2024
05.19

時計を見ましたら夜中の2時30分。
陰の気が満ちる丑三つ時でした。

あまりの圧迫感に寝室の戸を開けました。
「悪しき気が漂っている…!」

夕方、散歩の途中に東京大神宮に立ち寄って、そこで変な霊をくっつけてきたよーなのでした。
東京大神宮は縁結びの神社とした名をはせています。
しかし、「神社のテーマパークだ」と軽んじておりました。おみくじやお守りなどがオヒャレで可愛すぎて、子供っぽいのであります。
「効果があるわけがない」
断じておりましたです。
参拝客はほとんどがお女性。
美人、不美人、老若を問わず、「結婚してぇ」念に憑りつかれたお女性ばかりであります。
死魚のよーな印象を受けるのであります。
色っぽくないお方ばかりがお見えのよーに感じられるのであります。
その夕方は、とくにそういうお女性が多いのでありました。

帰り道の足の重いこと。
誰かを背負ったかのような重さに耐えて事務所に戻ったのであります。
水を何杯も何杯も飲みました。

私メが被爆した霊は、神社の「気」ではなく、それら死魚たちの念だったよーな気がいたします。

寝室に漂う黒い霊は重量をもって布団の上からのしかかってくるのであります。
しゅうしゅうと悪臭まで感じられますです。
自分の屁とはあきらかに異なる、残飯臭。

夜明けを待ち、窓を開け放って、所定の除霊を行いましたです。
最後にシャワーで滝打ちの行もしたのでありました。

除霊をすると、自分の体内の生気も薄くなるので、そこは鎮痛剤で対処いたしました。

くわばらしわばら。

2024
05.18

東京大学本郷の三四郎池であります。

都内にはいくつかのパワースポットと呼ばれている場所がありますが、三四郎池は知られざる「気」が降臨するすぐれた地だと思いますです。

上野から急こう配をのぼったところに本郷大地がありまして、反対側は後楽園へとつづく下り坂。
その尾根の部分に東大が設けられております。
東大の下に地下鉄はとおっておらず、手付かずの原始を守っております。
赤門をくぐり、しばらくして右手に折れると、
「おおっ!」
忽然と池があらわれますです。
いわば山上の湖。

池の周囲は足場が悪く、それもまた犯されていない好地。

野鳥が囀り、緑の湖面は静寂を保っている、都内とは思えぬ夢の聖地。

風に乗って、ふと学食のカレーの匂いが漂い、はじめて、そこが東大の敷地内だと気付くのであります。

新宿も渋谷もボロボロ。
おまけにスカイツリーが大地に楔されておりまして、大凶の悪しき風水となり果てておりますです。

いちど三四郎池におでましあそばせ。