2024
10.03

募集しておりました「断易初等科」と「断易NEXT科」をそろそろ締め切りたいと思うのであります。

ただ12月頃まではZOOMの録画を保存しますので、すこし弾力はございますです。

私メは断易はとくに大好きな占いですので、講義の毎月第二週の土日は愉しみであります。
断易の原則は、まさに人生のヒントの数々でございまして、この原則を参考に生き延びてきたと申しても言い過ぎではなかったと、自分の後半生をかえりみて、しみじみと感慨に耽るのであります。

最初の断易の師は「断易というものは卑しい占いだ」と言っておられました。「吉凶しか見られないのだから」と。
だが、これは明らかに断易の真髄を知らなすぎる言葉であることが、あとで分かったのであります。
鷲尾先生という、当時、日本で随一と言われた断易の師匠は、これに対して、
「状況が分からなければ吉凶も出せないよね」と揶揄したものであります。「悔しかったら当ててみろ」とも。

たしかに断易は、月建、日晨と卦の絡みで、相生とか相剋で測るのが原則ではありますが、けっしてそれだけではありません。
いや、それに囚われると当たるものも当たらなくなりますです。

たとえば男女の愛情の関係で、お女性が旺相の男を生じたとき、お女性からのサポートを得た男は、このお女性と上手く付き合っていくだろうと判断しがちであります。
が、もしもお女性が休囚し、力がなかったとしたら、どーでありましょー。
バカ女に好かれた将来性のある男の間柄となりますです。

反対もございます。
旺相のお女性が、休囚の男を生じた時。
バカ男を支える優秀なお女性という関係が浮かび上がるのであります。

これらは、日常的に周囲に見かける現象であり、また自分自身にも起きがちな関係であります。
つまり断易の卦を、実際の現実にはめ込みつつ判断していくのでございます。

どーです。
面白いでしょう?

ちと難解な占いではございますが。

締め切りは、10月9日といたしますです。

2024
10.02

フードコートで見かけたのでした。

品良く洒落た孤老の男が、お一人用のカウンターにうっぶして寝入っているのでした。
スーパーのビニール袋が切ない風情でございます。

恐ろしい風景でありました。

これは近い将来なのではないかと、私メの。

じつは、この孤老を撮影している私メも、履いていたジーンズがいやに重たく感じられ、できれば隣に並んで居眠りしたい欲求がただならなかったのであります。

はやく死んでしまわねば。
孤老はやがて迷子になり警察に保護されるでありましょう。
あるいはクルマの運転がおかしくなりバンパーなどをぼこぼこにしてしまうに違いありません。
そーして老人ホームに流刑。

ダメだダメだ。
救いはお女性でしょーか。
三人ほどのお女性に世話してもらえたら天国かも。

たとえダマされていたとしても。

孤老は目覚める気配がございませんでした。

2024
10.01

毛ガニをいただきましたです。
身がギッシリとしているのか、ずしッと重さがございました。

易者は、ときとして凶方位と知りながら、お客様の要望によっては、あえて、その凶方位に足を運ばねばなりませんです。
霊気漂うお家に行かねばならぬこともございます。
それが仕事なのですから。

などのお礼なのかもしれませんが、そんなことは忘れ、舌鼓を打つのでありました。
「うまい、うまい」
甲羅をはぐとミソがびっしり。
箸をうちすて指でミソをすくい舌にのせるのであります。

その凶方位の作用をいかに防ぐのか。
さらには悪鬼漂うお家からの影響をいかに無効にするかは、いろいろとございます。

それは易者だけでなく勤め人も同じこと。
転勤や出張を命じられ、「方位が悪いから」という理由で断れば、その凶作用を受けるよりも、ひどい結果になるわけで、多くの素人の方々は、泣く泣く上の命令に従うほかないのであります。

凶方位と一言でいいますが、奇門遁甲は、凶の種類が述べられております。
その点をとくに注意すればイイのであります。

易者はさらに別の術を身につけておりますから、ほとんど凶の作用を免れることが可能なのであります。
などと自慢げに述べましたが、奇門遁甲の初等科、中等科で、その防ぎ方のすべてを語っておりまして、それらを机上ではなく、実践で使っておるだけの話でございます。

毛ガニの脚から身をほぐし、ほぐした身をご飯にのせるのであります。
15分は要しますです。
そしてワサビと醤油をたらし、あとは貪るだけ。

美味い、うまい、じつに旨いのであります。