2018
09.19

奇門遁甲密室科は、講義している私メでも、
「ヤバイ…!」
と自分の口を塞ぎたくなるよーな応用的な事を述べてしまう魔の教室なのであります。

昨日もまた、凶を消すためのいくつかの方法を口走り、それをボードなどに書いてしまったのであります。

しかし、それらの秘伝っぽいことを実践するためには、日々の記録が必要なのであります。

良い事が起きたなら、それがどのよーな良さなのかを手帳などに記録しておくことであります。悪い出来事に対しても同様であります。

そして、遡ってみると、
「ああ、あのときに使った方位作用だったのか」
とうなづくことがあるはずであります。

本屋に行きましたら、老店主が自分の畑で取れたというモロヘイヤを自単車のカゴに入りてくれました。こうちょっとしたことも記入しておくべきでありましょう。
「たかがモロヘイヤでか?」
とせせら笑いたくなるかもしれません。

しかし、人がモノをプレゼントするということは、その人の心なのであります。
可愛くない人に、だれがモノをくれるでありましょうか。
モロヘイヤではなく、もしかするとカニだったり高級酒、あるいは百万円だったりしたら、それは記録するに値するのかもしれません。
けれども、人がモノをくれても良い人だと、相手側が自分を評価してくれたわけでして、言い換えれば、自分が方位によって好感度をあたえる雰囲気を得たと言ってもイイのであります。

「わたしは不幸なの!」
と絶叫しても相手にしてくれる人がいるでありましょうか。
「遁甲で吉方位を使ったのに!」
と怒鳴られても、その方位が求めていることを実行していなければ、どんなに吉方位を用いても遁甲の神様は沈黙するばかりでありましょう。

密室科…。
とんでもない教科を作ってしまったものだと、いささか悔いておりますです。

2018
09.16

9月の乱は、ギャンブル宝典終焉の件でございました。

私メが監修していた雑誌なのであります。

当初、太田出版から「ギャンブル大帝」として刊行しておりましたが、他の出版社の同じ、占いで当てる「一攫千金」という雑誌の罠にはまり、社会的な事件に発展したことは、もう誰も覚えてはおりますまい。風説の流布ということで、当時の監修者が降りた、その事件を私メは飲み屋で耳にし、「バカな、ギャンブルの監修など易者にとってマイナスにしかなるまいに…」と大笑いしていたことを、昨日のことように記憶しておりますです。

が、私メは同時に、もっと以前の、やはり或る事件を思い出しておりました。
学生時代に住み込みでバイトしていた旅館に、吉田のおっちゃんなる、占いを特技とする老人がいたのでありました。
「オノはん、ハイセーコーは来まへんで」
と占いで、競馬を読み解く達人で、その老人の言う通りに買って、かなり儲けさせてもらったのであります。
が、その老人は殺人者で、奥さんを出刃包丁で殺害し、逃亡中の身であったのでありました。
ある早朝に、警察が旅館に踏み込んでまいりましたが、吉田のおっちゃんはも抜けの殻。
キチンと畳まれた布団を前に、「占いで逃げたのか」と激しく感動したものであります。

時を超え、その監修にと紹介されたのは不思議でございました。
「バカ易者になってみるか」
名を「ギャンブル宝典」と変え、やがて太田出版から独立したのが1998年ではなかったかと指を折るのであります。

当時は20代の編集者も、すでに50歳の坂をゆうに超えております。

ギャンブル宝典廃刊は、時の流れでありましょう。
やるべきことはやり終えた清々しい気分さえいたします。

ひとつの時代を終え、次の時代という海に、漕ぎ出す老兵が私メであります。

2018
09.13

納屋を整理しておりましたら、老母の若かりし頃の写真が出てまいりました。

女学校時代の写真らしいです。

仮装して収まっており、
「んでもね、みんな死んでらおん」
とか。

手前向かって左が老母であります

金持ち前夜祭でご参加者の皆様は仮装に頭を痛めているとか。すこしは参考にしていただければと存じます。

という私メもいろいろと期待はさせておるのですが、
「さて、どーするべか」
おもわず腕組みしている次第なのであります。

敬礼しているのは、もしかすると仮装ではなく、軍事訓練のヤツなのかもしれませぬ。
ほのかなお色気が漂ってまいりますです。

さて、私メはモリオカにいて、三日間、汗まみれになって11月に取り壊す納屋の整理に追われております。

「全部捨てる」
と宣言しつつも、奥から一の膳、二の膳、三の膳などの食器が出てきてしまつては、「二度と使わぬ」と思ってはいても屋敷の納戸に五十往復して、息を吐きながら「後の代に処分をゆだねる」と筆ペンで記しながら片付けたりするのでありました。

そんなとき、茶色に変色した書簡の中から小箱が出てきて、開くと、かような写真が見つかるのですから、しばし手を止め、見入ってしまうのでございます。

金持ち前夜祭での仮装には賞金がつきますことを述べおきますです。