2025
03.23

ここは箱根の大涌谷。

ひどい人混みでありました。
渋滞のすえに、着いたところで、何もないのであります。
各国の観光客でごったがえし、しかし、こんなところで旅程の一日を使ったって仕方なろうと気の毒に思う始末。

来たからには、やはり温泉卵を手に入れまして、貪るしかないのであります。

大涌谷の火山の地熱を利用して茹でた卵で、表面は真っ黒。でも、殻を剥くと普通に白い卵なのであります。

東洋系の占いでは、西洋人を占うことには無理がございます。
それは西洋占星術で東洋人を占うのと同じ理屈です。

つまり根底にある原始的な思想が異なるから。
西洋人が東洋の儒教を理解できぬよーに、ギルガメッシュ叙事詩などいくつかの思想的な源流とする宗教的な考え方を底流とする西洋占星術を、そのまま東洋人にかぶせても「?」となるからであります。

では、東洋人と西洋人は、どこで区切られるのか。
古くはインドだと言われていますが、証明するものはございません。

私メも、西洋人の「愛」が良く分かりませんでした。
西洋人が泪することもリアルには理解できません。
西洋人のユーモアが、ひとつも面白くないのであります。

とはいえ、生まれてから死ぬ、病を得る、セックスをする。
これらから西洋人も東洋人も離れることのできない宿命でありましょー。

煤けた卵の殻を剥くと、しろい白味が現われました。

2025
03.22

盆栽を趣味にもっているのではございません。

人混みが嫌いだからであります。
桜を見物するなら、一人きり。これがイイのであります。

可能であれば、高い塀で囲った庭に、一本の桜木があり、満開の桜を一人で見たいのであります。

桜の話をしたいのではありません。

孤老の時をどのよーにして過ごすか。
すこしリアルに考える時が来ているのであります。
二つの選択がございます。
●共通する趣味を持つ老人たちと和やかな時間を大切にする生き方。
●一人の時間を楽しむ生き方。

私メの生年月日からすれば、後者でございます。
団体行動は難しい命式なのであります。

ただ、孤独を維持できるのか、これが問題。
孤独の時間を楽しむとは申しましても、ある時、耐えられないほどの淋しさに襲われることはあるはずであります。その淋しさに負けて、集団に混じってしまうと、純粋な一人の時間は汚れてしまいます。

また、老人たちと和やかな時間を大切にする生き方を選択したとしても、ある時には、一人きりになりたくなるはすであります。そこで集団を拒否してしまうと、変な噂が飛び交い、また当人もその噂に悩んでしまい、やはり生き方が泥みますです。

私としては、人間になる前のお女性は「たまには」必要であろうな、と考えております。
数人の、30代から60代のお女性。
「たまには」一人の部屋に桜が咲くのも悪くはない、なのであります。

そのためには、清潔さと、特技と、いくばくかのお金。

2025
03.21

画像の食品だけが毒入りというわけではなく、だいたいコンビニのサンドイッチとかおにぎりは、舌に妙なチリチリ感を覚えるのであります。
飲み物も、白い服に付くと不自然なシミが残るのであります。

正しく調べたわけではありませんが、
「毒を買ってしまったな」
などと思い、
「毒で体を鍛えよー!」
かまわず胃袋に落とし込むのでございます。

などと言うと、
「文句ばっかり」とか「嫌なら食うな」とバッシングを浴びせられるでありましょー。

かつて若かりし頃、コーラは麻薬が入っており、コーラの社長は息子にコーラを飲ませない説がありました。
インスタントラーメンの汁を飲むなという説も。
祖母に、コーラもインスタントラーメンの汁も止められ、「婆は黙ってろ!」と不機嫌になったことがしばしばでありましたから、いまさら若い奴らにバッシングされても、
「同じことを言ってるな」
と苦笑いを浮かべることになるでショー。

その若者もまた60年後には同じことを言われるはずであります。

米国大統領のトランプの恥ずかしいほどの幼稚な発言の数々を耳にすると、「もー、どーなってもいいな」などと自虐気分になるのであります。
アメリカ人もバカなヤツを選んだものであります。

そして日本人も…。

はやくこの世から消えてしまうのがイチバンかもしれませんです。
なれば毒入りのサンドを食ったってかまいません。
寿命という制限時間があるのは、むしろしやわせだと思うこの頃であります。