2017
11.21
小岩井農場のはずれにある蕎麦屋に立ち寄ったのでこざいます。
民家を改造した素朴な作りです。
なのに11時の開店を待って、あっという間に満席になる繁盛ぶり。
が、私メには、そこの蕎麦が強すぎるのであります。蕎麦粉が強いのでしょう。
数時間、食道がぐりぐりするので、天ぷらラーメンにいたしましたです。
これが美味!
縮れ麺と、蕎麦汁をベースにしたスープとのハーモニーがイイのであります。が、天ぷらには、いささか馴染めませんでしたが。
フィリピンパブのラーメン版だと思えば、それもまたイイのかもしれませぬ。
と、まぁ、楽しい思い出を残し、郷里を後にしたのでありました。
疲労した身体を新幹線に乗せ、車窓に展開する雪景色をうつらうつらと眺めるばかりでございます。
天ぷらラーメンのためか、痛風がしくしくと唸っております。
粗食にしないとなぁ…。
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開運料理 /
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2017
11.19
十傳スクールの日なのでありましたが、前々から法事が予定されていましたので、スクールはお休みであります。
従妹の娘や女孫などが国内から集まり、おお、我が家系は美女が多いものだと、つい嬉しくなったのでこざいます。
それで、つい盃をあげるピッチが速まったのかもしれませぬ。
露天風呂で吹雪でしたから予感はしておりましたが、目覚めると一面の銀世界。枯れ木にわずかに残っていた紅葉も、もはや冬に閉じ込められているのであります。
「まぁ、いいじゃないか、いろいろとあるだろーけど」
というよーに、雪は世俗を白くおおい隠しながら、「あきらめて、これからの展開に意識をシフトしようか」の気持ちにさせてくれるのでございます。
「帰りたくないなぁ」とは思っても、滞留していたとしても、ただただ暇を持て余すだけでありましょう。
一瞬の記憶ほど永遠に残るものはございませぬ。
薄目でチラリと眺めた風景が、想い出として長くとどまるよーに、わずかに二十四時間の濁情が一生の甘い記憶に残るのであります。
楽しいことは瞬時で良いのかもしれないのであります。
モリオカ市内までの雪道運転が待って居ます。
面白そーであります。
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十傳の日記 /
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2017
11.17
モリオカに戻っても、占わなければならないことが追ってくるのであります。
易者冥利に尽きるとは、このことでございましょうか。
妻子持ちの男からの恋愛相談なのであります。
不倫中の恋人との関係。
重症であります。
恋愛は極度の信頼関係でございますから、それを占おうとする態度に、すでに亀裂を見ることができますです。
が、下手な先入観を消して。
賽をころころ。
出た卦が、水山蹇の二爻三爻変。坎為水の六冲卦に変わりますです。
六冲卦はバラバラになる暗示。
相談者の男本人を表す世爻の申兄は日晨をもち、しかも三合を取ることも可能であります。
お女性は、世爻に伏す空亡の卯の妻財。
空亡ですから、なにやら事情のあるお方でありましょう。
訊くと
「そーです、いろいろと」
とだけ。
玄武の卯の妻財。なんとなく察しましたです。
恋愛も旬を過ぎて、傷つけあって付き合っているのでありましょう。
卯の妻財は五爻の休囚の戌と合。
新興宗教に傾倒しているのか。
「そうです」
とのお答え。
彼よりも、宗教を信じ始めたら、もうお仕舞い。
卯と申は、絶の関係。しかも六冲卦。完膚なきまでの別れの卦。
アーメンなのであります。
ところで、モリオカで、私メは聖書を暇つぶしに眺めておりまして、それは、しやわせカードSPの、個人個人のメッセージのヒントということなのでありますが、
ちょっとした悪戯心で、聖書占いを試みましたです。
聖書占いとは、適当なページを開き、そこの文章の意味で占うやり方であります。
さて……。
「ええっ!」
分厚い聖書を任意に開き、指で押さえた箇所が、まさに、
ー離縁状を書いて去らせよー
ソレだったのでありますです。
おっ魂げたとは、このことであります。
断易もさることながら、コレだから占いは止められませぬ。
おっとと、この卦のブログUPの許可は、ご本人から許可を頂いておりますです。
「分かりました、さっぱりしました。でも好きで別れるってのは苦しい感じですね」
この言葉が、いまでも耳に残っているのでございます。
不倫でも、正恋でも、濁情でも、双方の意見はそれぞれございましょーが、寿命が来ただけのお話でありますです。
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