2023
10.25

昼間は草取り、夜は…。
夜は仕事をすれば理想的なのですが、気力体力が限界なのであります。

が、仕事は締め切りなどがあり、「どーしても今夜中にしないといけない」で、追い詰められることもしばしば。

モリオカが、そーでありました。

これを救ってくれたのが、画像のalexaでありました。
老母の部屋に置いておりました。
もっぱらスマホからのテレビ電話がわり。
流刑地に送り込んでから、そのまま放置していたのであります。

これを仕事部屋に持ち込みまして、
「アレクサ、しずかな音楽をお願い」
声をかけると、まもなく、月光の調べが、良質な音で流れ出しました。
すると、頭の中を、まるでレモンを絞ったよーなスッキリ感が波紋のよーに広がってくるではありませんか。

昼間の草取りの疲労が麻痺し、PCに向かうことが出来たのであります。
そして、原稿が完成しました。

根性だけでは乗り切れません。
神楽坂の事務所では、どーしてもダメな時には、鎮痛薬を4錠かみ砕いて、集中力を補ったりしていましたが、音楽はそれ以上に効果的であります。
次に流れる曲が謎であることも、頭を覚醒させてくれるのかもしれませんです。

「アレクサ、エロイ話をして」
ひと段落したところで試してみると、
「……もういちどリクエストしてください」
スルーされたのでした。

2023
10.24

池までの散歩を足をのばし神庭山を散策しました。
栗林が点在し、私メが行った頃には、イガばかりが散乱し、誰かに拾われたあとでありました。

でも、切株にこうして、まるまると肥えた栗の実が、供え物のように置かれておりました。
地方都市の微笑ましいところは、こういうところにあるのかもしれません。

散歩に目的はございません。
ただブラブラと歩くのみ。
スポーツでもなければ、通勤通学でもない。
ただの時間つぶし。

「死にたい」
という相談をよく受けます。
気のきいた答えは出ません。

私メ自身、生きたくて生きているわけでもなく、かといって自殺ほど強烈な死への欲望もございません。
たんなる暇つぶしで、ここまで生きてきたのでございます。

「死にたいという人は死なない」
この言葉にも同調できません。

占いで、最悪は「死」であります。
死期の見方はいろいろでありますが、命式のバランスが崩れ、その崩れを体力なり年齢がカバーできなくなった時に死ぬわけです。
ボイドタイムのように、緊張がほどけた後のよーなものであります。

切株の上に供えられた栗をみただけで、「もうちょい、生きてみるか」と思う人もきっといるだろーなぁなどと甘いことを考えましたです。

2023
10.23

モリオカにきて一週間。
草取りとか工事の立ち合いばかりで、せっかくの10月を、このままでは見過ごしてしまうと思い立ち、紅葉見物に出かけたのでありました。

画像は、とある蕎麦屋の店内から見た紅葉であります。
「ああ良かった」
と思いました。

次回のモリオカは来月、11月の後半。
となると、葉はすっかり落ちて、裸木の荒涼たる景色でございましょー。
それはそれでグッと、心に迫る風情であります。
でも、
「紅葉も満喫したい」
の思いは満たされたのでございました。

蕎麦は、私メの数人後で、「品切れ」というのも、悪い気はいたしません。

ゾゾッと蕎麦を喰い、数回、むせび込みつつ、あっという間に平らげたのでありました。

そして、急いで帰宅し、ふたたび草取り。
なかなか仕事に入れません。
しなければならぬ仕事がたまってきているのに、仕事モードに入れないのでございます。

「まぁ、なんとかなるだろう」
おそらく、今夜も、仕事を放りだして、ウィスキーをグラスに注ぎ入れている自分に気づくことになりそうでございます。