2010
10.27

DSCN5912新幹線は滑るようにモリオカに到着したのでありました。

手前の川は北上川と雫石川の合流地点。
その後ろにモリオカ市街が寂しく広がっているのでございます。

駅に出ますと、身が縮こまるほどの冷気が風とともに這い上がってくるのであります。

今回は、馴染みの店が閉店することもあり、予定を早めてのモリオカ戻りであります。

思い出したように霧のような雨がパラついています。
「雪でねっかぁ?」
と誰かか言っているのでした。

実家に帰る前に、向かう場所がございます。

タイミング良く、遠縁の伯父が亡くなったので、その葬式に出なければなりません。

DSCN5915バスに乗りました。

思春期の頃とはずいぶん風景が変わりましが、市内を眺めつつ、お寺へと行くのでありました。

しかし寒いのであります。前の座席のオバちゃんのように、私もマフラーをしたのでした。

なんだか疲れているようで、ウトウトしてしまいます。

荒涼とした晩秋のたたずまいは、贅沢なほど格別であります。

私も、願わくば、この季節に息絶えたいと思ったりするのでした。

久しぶりの郷里は、とても心が落ち着くのであります。

  1. 東北の晩秋は美しかったです。
    「秋もいいけれでど春にも来てね」とおっしゃってくださいました。家に戻れど、旅の余韻に浸っています。
    私は雨ふる前に戻ってきたので、晴天の山登りが出来ました。ここが自分の故郷では?と思うほどでした。
    東北の内陸の男性はシャイですね。
    毛がフサフサでお顔のパーツが濃いのが、昔ながらの東北の方のお顔なんですね。
    ●十傳より→お帰りなさいです。私メもいま東北の秋を満喫中であります。