2024
04.25

学生 時代の同窓会の通知が届きました。
最後の同窓会ということ。

あれから半世紀以上の歳月が過ぎておりますです。
しかし、思い出されるのは静止画像の数々でして、映像としてつながりません。
そしてまた、思い出してもせんなきこと。

アンケートが入っておりまして、
「これからやりたいことは?」
まさかお女性とのあれこれ…などと本音を記すほどのサービス精神はなく。

しかし、考えてみますと、これといってヤリたいことなどございません。
もはや後戻りのできない年齢でありますし、占い一本槍で突き進むしかないのでございます。

少年が夢中になってラーメンをさむぽっておる一途な姿を目撃し、シャッターを切りました。
彼もまた、ふと我に返ると老年に達している自分に驚くことでございましょー。

数々の可能性があるよーに錯覚するのは30代まで。
いや可能性はあったとしても、自分に適合する道は限られておりますです。
「これしかないのだ」
と諦めるだけの話かもしれません。

最近になっても『適職』の相談が多くなっております。
それも30代後半から40代のお方であります。
だいたい男であれば35歳前後が、最後の砦。
お女性は40代でごさいましょー。
それまでに『適職』を探さねば運命が加担してくれません。

「好きなものに打ち込め!」
それしかないのであります。
たとえ占いで適職だという職業が出たとしても、職場の環境が過酷であれば、そこは地獄で、また多くはソレなのであります。

であれば「好きなもの」に打ち込むしかないのであります。
で、運命が加担してくれない年齢に達していれば、睡眠時間を犠牲にするしかございません。
すると、途中から運命が手を差し伸べてくれるものであります。

黙々とラーメンを少年が貪るよーに、他人に何と言われよーと、好きなことに打ち込むことがイチバン。

同窓会のアンケートには、
「思い残すことはございません。楽しい日々でございます」
と記して投函いたしましたです。