2010
11.14
11.14
「今頃になっても、まだ咲いているのか」
なんて思われがちだからです。
「今頃咲いてどうするつもりだ」
という声も聞こえるのは、私の耳がヘンだからかもしれませぬ。
が、枇杷の開花がはじまったのであります。
「その歳で、頑張って何になるんだ?」
「おいおい、すこしは周囲の気持ちを読めよ」
「もうその流行りは終わってるって」
枇杷の開花を人間に見立てると、こういう感じでありましょうか。
春の花ならばこうではありません。
「んー、いよいよ春なんだなぁ」
「久しぶりの花の香りだ」
「キミの人生はこれからなんだよね」
人生の春に、運をつかむ人、30代の人生の夏に幸運を迎える人、40代なら秋でしょうか。そのころに枇杷の花のように開花する人。
ああ、50代以降は冬の花であります。
冬の花なんてありませんです。
冬木立ちってな有様ですよ。
トホホ…。
そうですか?
私には、既成概念にとらわれず、自由意志でのびのびとしているような気がして、何だかさっぱりとした気持ちになります。
人間も、世間の戯言に惑わされることなく、自分らしく潔く生きたいですね。
●十傳より→イエスであります。美しく生きたいものであります。
秋や冬に咲く花は花びらの皮も厚いですし自力で厳しさと戦ってきてもおなお非難を浴びる戦利花のようですね。
冬至生まれの私でもポインセチアとかシクラメンは好みではありません。
頑張れ秋、冬生まれ!!
●十傳より→冬至生まれは、陽遁の始まりでして(異説あり)、これから太陽が勢いを増すわけであります。
一年で一番寒い時期に生まれ、火の気が強く、乙のツルクサを育てる。んー、何ともかんとも難しく産んでくれたものです、母は・・・。
●十傳より→その場合は、南国の花と解釈するのであります。冬生まれでも、例外なのでござる。