12.27
だいたいの用事をすませ、雪のモリオカをあとにするのでありました。
年末の上りの新幹線は閑散としております。
雪景色は福島あたりまで続いているのでありました。
いろいろとお女性たちを回想するのには、雪げしきというものは、すこしだけ点数が甘くなるのは、まだ心に若さが残っているということでありましょうか。
仙台から乗客は増えました。
うふふ、なんて甘い囁きが聞こえたりしていたのであります。
みると三十代とおぼしき男女がむつまじく愛を語っているではありませんか。
「非国民!」
なんて、昔なら蔑まれたのでありましょうか。
が、雪景色にはこういう姿もなかなか良いのであります。
しかし、たぶんもはや私メはこのような優しさを表現することはできないのだろうと、やや淋しい気もしないこともありません。
なんども書きましたけれど、
「わたしより、ワンちゃんの方がだいじみたいね」
とか、
「そんなにロメオだっけ? イヌのことが気になるなら帰っちゃったら?」
とか、
「十傳さんのイヌが短命なのは、可愛がりすぎるからじゃないの?」
とお女性から、皮肉ともつかない言葉を投げかけられたのであります。
自分としては、それほどイヌに耽溺しているつもりはございません。
たんに、こうやって温め合いながら寝そべっているのが気持ちいいだけなのであります。
何も言わずにこうしているだけで満足し、満足させてくれるお女性がいたなら、それはそれでとても嬉しい存在となることでありましょう。
言葉が通じないという欠落を、おたがいの肌で感応しあっているのかもしれませぬ。
ならば言語のことなる外国のお女性ならばどうなるのだろう…と想像しますが、否定的な結末にしかならないのは、イヌと戯れる楽しさは、言葉が通じないこととはまた別のことかもしれませんですね。
支配と従属関係だからかもしれません。
だとすれば、幸せは主従関係のなかに詰まっているようでもあるようであります。
心温まる”ワン”ショット、こちらまで幸せな気持ちが溢れて来ますです。
●十傳より→母イヌになった気分でございます。
イヌ好きにはその気持ちわかると思いますよ~。
俺とイヌのどっちが大事?と迫られたら…ほんっとにごめんなさい許して!ですよね。
イヌと会話はできないけど、言葉をある程度は理解できるところがまたカワイイ。
そう考えると、
そうですね、男女間にも言葉は多くは要らないのかもしれませんね。
分かってほしくて、自分が使える言葉を駆使して、なんとか気持ちを伝えようとするけど、
言えば言うほど誤解されたり傷つけあったり、変になっちゃうし。
こちらの感じ方や気持ちの問題もあるかもしれないけど、
男性にも肌が冷たい人と、あったかい人がいます。
その、肌が温かい人と、なんにも言わないで温め合える心地いい時間…今のあたしの最高の贅沢です。
●十傳より→冬は体温がいくぶん高めのお方がよろしいでありますですね。夏はかないませんけど。
池袋に2軒ございます <執事喫茶>に行ってきました
娘と私は 星座は違いますが 誕生日が近かったので
かっての私の希望で 娘は嫌がってましたが 社会勉強と称して
行ってみましたら楽しかったので お互いお誕生日のお祝いを
2箇所で致したのでした~
<お帰りなさいませ お嬢様> と迎えられ
アフターヌーンティなどを 頂きながら 執事達と
楽しい 有意義なひとときを過ごしました~。。
・・・先生は お犬様ですわね。。
わたくしめは 相変わらず 鶏、牛、豚 そして馬。羊も好きです!
(新年 牡丹鍋の話もあり、西に行った際は 鹿に兎も経験しました)
中目のまたぎというお店で キジや熊も 怖かったけどいただきました
ええ どれもとっても幸せです ほとんど裏切りませんです
あ~ <人間の男>は いったい いつー??
●十傳より→そーいえば冷凍庫に羊の肉と鹿の肉がつまっておりますです。鹿の肉の解凍はビニールをはずして自然解凍とか。いつ食うかでありますです。
「我儘は男の罪、それを赦さないのは女の罪」
そんな歌詞をこの齢になってやっと頷きながら噛みしめる年の瀬。
それより、先生、お帰りなさいまし、でしたね…
●十傳より→罪は蜜とか太宰治だったかがいってましたですね。