2012
01.19

キリスト教では占星術が嫌われておりますです。
憎んでいるといっても過言ではございませぬ。

以前、南朝鮮の美人女優、ユン・ソナとの対談が彼女側からキャンセルになったことがござました。理由は、彼女が敬虔な耶蘇教信者だからということでありました。
占い師との対談はどーも…というのであります。

たとえば結婚制度でありますが、これは、キリスト教によって、一夫一婦制がモラルとして定着したのであります。しかしながらキリスト教以前から存在している占星術では、家庭も愛も官能も、すべて一人の相手にゆだねることは無理があるという考え方を採用しておりますです。
つまり結婚に向いているがセックスではいまひとつものたりないという、ごく自然な事実を占星術は直視しているのであります。
恋愛向きの関係、セックスでしか燃焼できない関係とか、…分かりますよね。

旧約聖書において、アダムとイブが男と女の最初ということになっておりますが、しかし、じつはイブ以前に、アダムにはリリスという女がいたことは、あまり知られておりませんですね。

リリスは自由奔放なセクシーな女でありまして、アダムのHが下手であることに不満を抱いていたのであります。そしてアダムを捨てるのでございます。
その時には、すでにリリスは妊娠しておりまして、やがてリリムを出産いたしますです。
娘のリリムは女悪魔。夜な夜な修道士を悩ませるわけでございます。
むろん、私メもリリムに悩まされているのかもでありますです。

で、神様は、孤独なアダムの肋骨からイブを誕生させたというわけでございますです。

こういう内情がございますから、どーしても耶蘇教は性に対し厳格なのでございますです。

占星術で、相性を論じるとき、二人のチャートを見比べまして、男の月の星座に、相手のお女性の太陽星座があるのを極上の結婚相手といたします。
心がなごむわけでありますね。

が、恋愛は別であります。
これは男の火星星座と、お女性の金星星座を重視いたしますです。
そしてセックスはお互いの火星星座を見て判断するのでございますです。

世の中には、憎み合いながら、でもセックスの相性がバカに良くて、別れてもふたたび相手を求めて苦しむという関係がございますです。30才を過ぎると、こういう関係を生々しく実感として分かるはずでありますね。
これは二人のアセンダントを眺めるのでございます。

「この男はバカにセックスに時間をかける」
という場合は、その男の土星が有効なのであります。
早漏の場合は土星が効いていないというわけですね。

また、面白いのは冥王星であります。
ここを覗きますと、とくに、お女性のセックスの趣向があぶり出されるのでございます。
アナル趣向とか匂いフェチとか縛られ好きとか、そういうものがけっこう正確に見えてきて驚かされるのでございますです。

やはりユン・ソナから拒否されるはずかもしれませんですね。
本当の生態を見られるのが怖いから。

  1. おもしろーい!
    占星術なら、そうこなくっちゃ!!って思います。
    ちっとも乙女じゃない、ドライで現実的な十傳さんの占星術、大好きです。
    もっと読みたいです。
    近々発売予定という西洋占星術モノも、こんな感じなのでしょうか?

      ●十傳より→私メの占星術の解釈は多分にオリエンタルの要素が混じっているよ―でありますです。
    近々発売予定どころか、まだ原稿の一字もかいておりませぬ。

  2. ユンソナ、いいですね、タイプです。
    日本ではあまり人気が出なかったような‥‥。

    チャート、作ってみたいです。
    これは先生の新刊を購入すれば、
    でしょうか?

      ●十傳より→そーですよね。解釈はともかくとして、自分のチャートを見てみたいのは当然かもでありますね。新刊…まだいまは表作りの段階であります。

  3. えーっ!?
    冥王星を覗くと、そんなことまでわかっちゃうなんて…。

    でも、どんな表現、というか、象徴から、『縛られ好き』などが見えるのですか?
    やっぱり、先生級にプロじゃないと、その解釈は難しいものですか?
    先生は土星が有効ですか?

    ●十傳より→有効かそうでないかは相手のお女性に訊かないと分かりませんですね。

    • やっぱり先生には敵わないわ…。
      いつも一枚うわ手ですね。

       ●十傳より→一枚だけですけどね。

  4. 先生の凄いところは、歴史的な背景や、思想的なものを踏まえて、占いの解説をしてくれるところです、
    それも分かりやすく説明してくれるし。
    こんな占いの先生、世界中を探したっていないかもしれません。
    Hなところも大目にみちゃいます。

      ●十傳より→いや、Hだけの男であります。

  5. まあ邪教で本国にも立川真言流なるものもあったらしいですよね。

    関係ないとは思いますが。

    ●十傳より→日露戦争前後に、いろいろな宗教が誕生したらしいのでありますです。

  6. ペットワンダーランド、拝聴しました。
    声のみの出演ということで…緊張されましましたか?
    視覚等で誤魔化すことのできないラジオの世界は、大変そうですね。
    後半、東北訛りの温かい感じが出てホットしました。
    棘とげしい標準語しか話せない人間にとっては、羨ましいかぎりです。

    <このホロスコープ…だあれ?>
    ネット情報を駆使して
    このホロスコープの生年月日、誕生時間を探しあてました。
    凄い執念…全く何をやってるのかしら? ですね…ポリポリ
    抑えられない探究心、自分で自分にひいちゃっています。

    この方の誕生日を鏡さんのアルティメなんちゃら無料版で占いましたら、
    リリスは第10ハウス――誘惑される官能のスイッチは 『美しい骨格』
    即ち、骨フェチでありました。
    お胸の脂肪やお肉のフェチじゃないなんて…
    はたして、これが当たっているのか…今、最も知りたいところです。

      ●十傳より→二つのホロスコープのうち、第10ハウスに星のあるのは一枚だけ。私メのヤツでありますです。私メの月は魚座にありますから、リリスは天秤座の太陽と同一位置にあるのであります。美しい骨格に魅力的な肉体が宿ると信じているのかもしれませんです。鎖骨をゴリゴリ齧るのもいいでありますですね。いや、鏡さんの占いに自分を当てはめる、このサービス精神もなかなかでありますですね。

  7. 先生、アタクシの冥王星は乙女座第2ハウスにあります。
    性癖もMでアナル好きですが、相手が誰でもいいというわけではありません。
    先生がSだったらうれしいです笑

      ●十傳より→こ、これは嬉しいコメントであります。最近、アナルがお好きなお女性が急増いたしておりますですよ。タイヘンな快感ということでありますですね。それがないとシメにならないほどに。もはやノーマルプレイになりつつあります。が、私メは腹が藻屑気味なのでダメでありますがね。