2012
04.19

食事も旅行での愉しみのひとつであります。

が、そのホテルはバイキング。
私メは、このバイキングというヤツがはなはだ苦手なのであります。

バイキングのみならず、メニューからセレクトするのも辛い性分であります。
好きなモノを食えってんじゃなくて、美味いモノを出してほしいのでございました。

そこでウェイトレスの姉ちゃんに、
「なにか適当なヤツを持ってきてよ」
と頼んだところ、こういう品々を運んできたもらったという次第であります。

味はまあまあ。
しかし、焼酎が胃袋に沁み入るほどの美味でありました。

九州で飲む焼酎は、その気候に合うのかどうか、関東で飲むよりはるかに美味なのであります。
アッという間に、四合瓶を空けましたら、
「勇ましかごたるね」
とサービス精神旺盛に、次々に刺身をセレクトして運んでくれていた姉ちゃんが驚きの声を発したのであります。

こちらも調子づきまして、白ワインをフルボトルで注文。
しかし、こちらの方は、さほどでもございませんでした。

これは翌朝の朝食の残骸でございます。

竹筒には、五島うどんが入っていたのでございます。
これをトータル12杯。

さらに岩海苔とご飯とみそ汁。

朝から満腹でイイ気分になったのであります。

とにかく五島うどんは美味いのであります。
美味いモノを徹底して腹に入れることが正しいのであります。

周囲の旅行客は、私メの一丁食いに、あきれ顔。

ホテルの兄さまも、ホェーッと見ておりました。
モリオカ名物わんこそばを二年前に、150杯喰ったことがございますから、これしで驚くのは足りませんです。

食えるうちに、好きなモノを食っておかないと後悔するハメになるのであります。
それはメシに限ったことではございませんけど。

歯っ欠けジジイになってからでは、すべては遅いのであります。

なにごとも今が大事なのでありまょう。
今、今、今とこの瞬間を貴重にすることで、たぶん三日ほど先くらいの保証ができるのでありましょう。

三年先とか十年先の保障など、まったくアテにはできませぬ。それはマボロシの保障であります。
せいぜい三ヶ月後くらいまでは大丈夫だと思うのが関の山。

でありから、好きなモノを食い、好きなことに夢中になるしかないのでありますです。

  1. そう、歯っ欠けジジイになってからでは遅いのです。
    バア様になってからでは遅いのです。
    私もそう思っています。デカダンで生きていきましょう。

    フト思ったのですが、先生は俳優のトヨエツに浅野忠信をかけ合わせたお顔ですよね。

      ●十傳より→褒めすぎカモですね。やがて左卜全(ご存知ですか)になってしまいますです。ズビズバァ。

  2. 先日、定期の乳癌検診に行ってきました。
    検診の予約は、IT化が進んで1年先の予約が可能なったということで、希望日を医師に伝えているとき、ふと「一年後、私、生きていないかもしれませんね、近頃同年代の人が…そんなこと思う年齢になったんだと…」とつい口走ってしまいました。ふたまわりくらい年上の医師に…(あわわ、先生はもっとご実感じゃないの)とパニクリましたが、「私もですよ…(間)…そう感じてらっしゃる方は沢山いらっしゃいますよ。直下型もいわれていますしね」と先生。しんみりさせてしまいました。

    旅行の時は、オヒツを空にするしっかり者(ケチ)のあたしですが…
    >>好きなモノを食い…
    美味しさとカロリーの高さが比例している大食いのあたしが、
    んなことをしたら、ババァになるよりも着実に短期間で肥満体のオババができあがりますです。
    1年後に確実に死にますと言われたら、最後の一カ月、キッチリかような行動に出ると思いますが。
    いつ死ぬかわからないのでしたら、日常の行動、適度に節制・不節制の生活を送りたいです。
    童話『アリとキリギリス』が頭に蔓延っている所為です。

    ●十傳より→旅行先で大食になるのは、ケチというよりも心配症だからなのかもしれませんです。

  3. 今朝 通勤の運転中に ふと
    白い唾液を見てばかりいたその時、先生は何を思っていたのかしら?
    と気になりました。
    すると
    “老いとは、違う場所から白い液体をほとばしらせるようになるものでもある”
    と頭の中に飛び込んできまして
    〈 いやん あたしったら お下品 〉と思った瞬間に
    手にしていた白いフロマージュクリームパンのクリームがスカートにぺチャリ。
    やはり バチがあたりましたです。

    ●十傳より→老人は、自分の唾液ではげしくむせることもあるのであります。キャンディーを舐めたりすると瞬間的に唾液が多量に分泌されますから要注意であります。