04.30
世の中には、時間がたつほどに納得いかない出来事がいくつかございますです。
たとえば、私メを囲んで楽しみたいからと、お呼ばれで、向かった飲み会で、
「オノさん五千円ね」
と会費を徴収されたりすることなどであります。
ケチケチしているのではなく、
「えっ」
絶句してしまうわけでして…。
時代時代、ドライドライ。
…そー軽く受け止められていたんだなぁ。いいのいいの。それでいいの。
まぁ、それはそれで致し方ないのかもしれませんけれど…、いやいや、じつは、とっくにウンコになって排出した旅先のラーメンも、
「ちと、これは」
と納得できない一つであります。
画像のラーメンであります。
800円。
せめて焼き豚の一切れでもほしいのでありました。
お麩では、あんまりではありませぬか。麺もちょっとだし。スープにしても、だし。
イイんです、イイんですよ。それでイイんです。払いますから、払います。腹が減っていたし、文句なんかありません。食べられるだけで贅沢。じゅうぶん、じゅうぶん、じゅうぶんざんす。
だけど、あんまりにも淋しすぎて、さいごに食おうと残していたホタテを見つめていたら、涙がちょちょ切れそうになったのであります。
これってアリですか。これって。
高台で、野生のシカの群れをみていましたら、つくづく悲しくなったものであります。
イイんです、イイんです、イイのですが、その淋しさや悲しみが、どこから湧いてくるのか、このままでは人間がイヤになってしまいそうでありました。
シカは、
「よそ者が何をしているの」
わたしたちに癒しを求めないでよ、とでもいうかのよーに、春の新芽を探しておるのでありました。
しやわせなのか、ふしやわせなのか、分からないのでありました。しやわせといえば、しやわせには違いございません。が、ふしやわせかと尋ねられたら、「いえいえ、ふしやわせじゃございません」と即座に否定するわけにもいかないのでありました。
あきらめるのがイチバンだよな、深く考えては辛すぎるから、いろいろと。