2021
02.22

奇門遁甲に例外盤があることは、なんとなく語っておりました。

拙著「奇門遁甲術入門」の巻末に掲載している方位盤は、すべて本則盤でございます。
「例外盤も…」
という声が編集部から上がりましたが、それを加味すると、一冊がまるまる方位盤になってしまうのであります。

左の画像は細かくてよく分かりませんかもしれませんが、これだけ例外盤が存在するという証拠にUPしたのであります。

吉方位だと思っていたのが、じつはそーではなかったとか、凶方位でも恐れることはないという詳細を、例外盤を併用することで分かってくるのでございます。

なぜ例外盤なるものが発生するかは、新版奇門遁甲初等科でも触れますが、作盤作業に時間を食ってしまうと、奇門遁甲のエッセンスを語る時間が削られますです。
そこは、当ブログで、「占いロジック」で概論的にお伝えしよーかと考えております。

すでに60干支の数値化や、奇門遁甲の地盤や、どの干がどういう時に甲になるのかについてはUPしております。

「例外盤がなければ、危ないではないか。本則盤だけでは片手落ちということか」

答えはイエスでございます。

ただ、例外盤は、日盤や時盤を使用する場合だけでして、年盤や月盤については例外盤は使用いたしませんです。

しかし、やはり、
陰局の戊寅では、全部で九局ある中で、一局、五局、六局が例外盤。つまり三分の一が例外盤扱いとなると、ことは重大でございます。
年に二回、配布している「奇門遁甲カレンダー」は、この例外盤を考慮して作成されておりますけれど、お勉強の好きな研究生にとって例外盤を知ることは限りない財産となることでございましょう。

新版奇門遁甲では、この例外盤をお配りしておるのであります。

が、そこには「青竜返首」とか「戦格」などの記載はございません。
勉強のために、あえて記載しておりませんです。

現在、それら吉格、凶格を記載した「奇門遁甲例外盤」を作成している次第であります。

完成はいつになるか未定でございますが、記憶の片隅にでも置いて、
「まだ出来ませぬか」
と催促していただければ、私メもパワーを振り絞れることでございましょう。

やることが色々ございまして、隠居の時期を繰り延べておる次第でございます。

2021
02.21

飲み屋関係の方々には心苦しいのでありますが、もはや家飲みに埋没しているのでございますです。
なにしろ泥酔して、すぐに横たわれる気楽さは、家飲みの真骨頂でございますです。

十傳スクールの後、こまごました仕事をしているうちに、茅ヶ崎に帰宅することが億劫になり、キッチンドリンカー。
大急ぎでシャワーを浴び、
「飲むぞ、飲むぞ」
てきとうなツマミを作ったり、冷蔵庫にある豆腐をつついたり、コンビーフの缶を開けたりと、それはそれで楽しいのでございますです。

困ったこともございます。
この日は、
「じゃじゃじゃ、氷がない…」
ウィスキーは正しい氷が必需品。
製氷したヤツはウィスキーに失礼っぽいのでありますが、その氷もないのであります。
駆け足でコンビニにいく元気はついえておりますです。

冬のモリオカならば、窓を開けて氷柱をポキンと折ってグラスに。
氷柱は埃臭いのですが、風情で良しといたします。

氷がないのであれば、ホットで楽しめばよろしいのでしょうけれど、ホットウィスキーはよほどのことがない限りたしなみません。
水割りもダメ。
やはりウィスキーはロックでなければ。

飲み屋で、お持ち帰り用に「家飲みセット」を販売してくれれば嬉しいのですが。
小瓶と氷と、気の利いた軽食など五千円ほどで。
店で軽く飲み、あとは帰宅してから「家飲みセット」でトドメを刺す。

なんて空想しても氷が出てくるはずもなく。
お女性がいたなら、土下座して買ってきてもらえるかもしれません。

しかたなくブランデーにすることにいたしました。
トロリとした濃厚な葡萄の蒸留酒が、渦巻くように胃袋に染みわたりますです。
3杯も呷りますと、毛穴という毛穴から、リンゴの木の焦げた蒸したような臭いが発散しだすのを自覚いたします。

お女性から、たまに
「なんかイイ匂い」
とクンクンされるは、もしや、この匂いかもなんて、無駄な優越感に浸るうちに、はや5杯目。
そこで自撮りしたのが、この画像でございます。

老いても、老人ホームや介護施設に入らずに、この気ままな自由さを維持しなければと、心に誓うのでありました。
家飲みの幸福感に目覚めてしまったのでございます。

2021
02.20

いしつか昔になってしまいました。
1998年から2001年にかけて、神保町の交差点付近の、とある喫茶店の2階の木造家屋を事務所として使用していたことがございます。
日夜、原稿作成に追われ、その仕事がとても生きがいに感じておりました。
遅いランチを摂った後の、古本屋巡りが、唯一の息抜きでございました。

古本屋の店先に4冊100円の棚がございまして、右の画像の一冊もソレでございます。

昭和のエッセンスが凝縮されており、いまでは、このような本を取り扱う出版社は皆無。

バカバカしい低俗本でございます。

この本が、事務所の書庫から顔を出したのでございます。
当時に流行った女優に似たモデルを使ってのラーゲ、つまり性交時の体位が満載されておりますです。
園まり、いしだあゆみ、中村晃子、安田道代、嵯峨美智子のそっくりさんまではイイのですが、都はるみのそっくりさんには笑えてしまうのでありました。しかも、ほとんど似ておらず、また似ている必要性はないのであります。
たんなるエロ本かとおもいきや、
『最近、アメリカのウィリアム・マスターズ博士が「人間の性反応」という一連の研究結果を発表した』との記載もあり、プラトーの重要性と説き『性興奮は、4段階ある。性興奮開始期→性興奮持続期(プラトー)→オルガスムス→性興奮消失期がある』などアカデミックな分野も網羅しているのが、微笑ましいのであります。

最後の章は「二人の愛のための法律編」とあり結婚や離婚、優生保護法などの知識も、この一冊で学べるよーな念の入れ方。

いやー恐れ入る本なのであります。

そして、そして、であります。
付録付きなのであります。

それが、コレであります。
「M検ゲージ」とございまして、チンポコの長さや太さを、付録を使って測定するらしいのであります。
サイズにとにかくこだわっていた時代なのでございました。

さて、古本だけに、封が切られておりました。
ということは、以前に、誰かが測定したのかもしれませんです。

驚いたことに、昭和44年に出版され、なんと3刷り目。

こういう文化に浸されていたわけですから、私メも含めてのジジイどもが、
「昭和の遺産」「時代遅れ」
などと揶揄されてもしかたございませぬ。
いしだあゆみや中村晃子のヌードにつられて購入した年代ですよ。

反省するもしないも、体質はどっぷりと昭和元禄なのであります。

けれど、言わせてもらえば、ネットでエロビデを眺めても、本質はほとんど変わってはおりません。
「理屈はイイから、さぁ、はやく脱ぎなさい」
昭和遺産につかりながら、ウィスキーでも味わうことにいたします。