2024
03.06

家相鑑定の依頼で、本日は水戸まで。

これが到着まで四時間近くも要するのであります。
茅ヶ崎からの東海道線を品川で、常磐線に乗り換え土浦まで。そこから小一時間電車に揺られ、やっとのことで水戸駅に降り立ったのであります。

取手、牛久、石岡、友部と、はじめての土地をながめつつ、昨夜来の雨は、いつしか上がっておりました。

モリオカまでは新幹線で二時間十分ほど。
それに比べると倍近い時間がかかるのでありました。
茨城県にも新幹線は必要であります。

そして、迎えに来ていただいたクルマに乗り込み、旧水戸街道を北上し、鑑定する家に到着。
門向、屋向を数回測り、図面に書き込み、家の中心を算定して、子午線を引く。
あとは帰ってからの仕事になります。

しかし、仕事は土地からの「気」を感じ取る大事な作業があるのであります。
これはメシを食っていては出来ません。
痩せたケダモノのようにカンを鋭くしておかなければなりません。

さらにお家にあがらせてもらい、各部屋をカメラに納めます。

家族の方々の状態を聴き、第八局の盤と照らし合わせ、そして今年からの大九局の家相盤との差異を見るのであります。

これだけで三時間はかかります。

お暇をこい、駅まで送ってもらった時はたいそう疲れてしまっているのでありました。
そこで駅で買った弁当を開くのでした。

車窓には、夕暮れに、偕楽園の梅がぼやけて咲いておりました。
そしてふたたび四時間の旅。

いま、自室で、忘れぬうちに、家の図面に八方位を書き込み、画像の整理をし、気づいた点を箇条書きにメモしたところであります。

次回、十傳スクールの家相の講義で、「ここが迷うだろう」という点を発見いたしましたから、講義に加えなければなりません。

机上の勉強と実際とでは、かなり違いというか、迷いが出るものですから。