03.05
齢をとって何一つイイことはございませぬ、と、そー思っておりました。
ところが、断易中等科の講義の中で、ふと口からこぼれたフレーズを電車の中で反芻してみると、ひとつだけ、若い頃にはできなかった楽しみのあることに気づきましたです。
「若い頃の恋愛は衝動だけで我慢がきかず突っ走るのだけれど、40代も中ばを過ぎると、恋のエッセンスを楽しめるよーになる」
講義でこう申したのであります。
スケベな関係になることを引き延ばし、夜の街をどこまでも歩いたり、灯りを舗道に落した洒落た店に立ち寄りワインを傾けながらお喋りをしたり、ふと首を伸ばしてくちびるをあわせたり、おたがいに意味深な笑みを交わすたのしみは、いちど交わってしまうと、もはや戻ってはこないことを、年齢を重ねるうちに分かってくるのでございます。
お互いに、心のなかでは、じぶんたちはきっと、かならず、むすばれるのだと知っているのです。
恋のはじめの甘美なときをたいせつにしたいと。
それでもふいに若さの端くれがこみあがり、路地の暗がりにかくれ髪の毛が指に絡むように、ためいきをもらしながら、くちびるをもとめずにはいられなくなるのです。くるしみの嬉しさ。
「お昼はなにを食べた？」
「もう一軒、どうかな」
「またしばらく逢えなくなるね」
「夢の中にでてきてね」
使うことはないだろうと封印した言葉が息を吹き返すのであります。
その 言葉が、暗がりで擦るマッチの火のように、想い出のなかであらわれては消えていくほろ苦い切なさは、いくつかの恋の失敗を経験した年齢にたっしないと楽しめない悦びなのでございます。
「紳士だったわね」
「おれは何をしているんだろう」
「わたしもたのしんでるの」
慕情がからだのすみずみまで油のようにゆきわたり、忘れていた甘い疼痛が心に沁みてくる。はらはらと心が痙攣してくる。ふたりのあいだにある空気の温度が上がってくる。テーブルごしにあいての耳を指にはさんでみる。親指のはらでくちびるをなぞる。ワイングラスがたおれる。
はげしく結ばれたいのに、結ばれてしまうのが惜しいきもち。そして結ばれなかったことを悔いるもどかいしいきもち。
春の夜であります。
恋を濁情となるすんででキープさせる老春の季節なのであります。
男と女の関係は物語なんかではないことを知ってはいても。
んー 今日も 甘美なお話 想像するだけで 頭の中が あまーいものが通っていきます
●十傳より→恋も伝説の頃がイチバンかもです。
素敵な文ですね。
女性は男性に支配され、従う生き方が一番良いのでしょうか？
まるで、大奥のように。
十傳より→逆らっても、それはそれで楽しいのでございます。
つまり先生が恋のエッセンスを飲み干し味わい尽くしている間、相手のお女性は焦らされ続けるわけですね（笑）ちょっとどこぞの伯爵様が思い浮かびました。どこのどなたかは存じませんが、なんともはやお気の毒でございます。恋は体力勝負なのですね。私のような若輩者には照らし合わせるような経験がありませんので、苦しみは苦しみ。はらはらと心が痙攣したらそれは命の危機でございます！ただただ「先生キープ力すごいな」と感心するのみなのです。しかし、それでは先生に学ぶものとしてあまりにもお粗末なので自分の事も、それなりには、考えてみたのですよ。んー。今となってはなんだかよくわからないモノだらけでした。なんだかよくわからないモノは、なんだかよくわからないままにそこにただ存在しているのです。今まで私はただただそれを恐れ、わからないからこそ恐れ、蓋をしてきたのかもしれません。その結果、現状を確認してもなんだかよくわからなくなってしまいました。自分の事となるとてんでダメですね。なんだかとてもめんどくさい思考をしているようです。
●十傳より→お女性はとにかくご自分の美を磨くのみ。美しくなければ、どんなに高尚な思想も受け付けませぬ、私メは。この場合の美はみかけの美であります。
わかりやすくてイイですね。ではそのように。
●十傳より→神楽坂のジョナサンのウエイトレスは気絶するほどのオブスちゃん揃いで意地悪であります。
小野先生おはようございます！
昨夜のおブスウエイトレス様方は
明らかにスクールの美女軍団を相当
妬っかんでいたと思われます(^^)
熱烈な講義、
お疲れのところの打ち上げのご参加、
誠にありがとうございました。
先生の生きざま、
心に滲みる思いで聞いておりました(*_*)
引き続きよろしくお願いいたしますです。
●十傳より→競馬もヒットしたようで一安心。しかしながら、ありウエイトレスたちは一見の価値がありますですね。
南関地域のジョナサンはいろいろ行っておりますが、
ここまで酷いのは初めてであります(*_*)
お洒落なお店の多い神楽坂において、
何故か戦格化しており
興味深く思いましたです。
●十傳より→従業員なのに大威張りでありました。
おブスというのは自分の中の女性性をないがしろにし、自分を磨くことをおろそかにした末路でございます。皆様の慈悲にすがって生きるのみの憐れな生き物です。私も醜女であります。妬みや嫉妬は比較から生まれますれば、そのようなことは微塵も思ってないのですよ。ただただお女性を見ては恐怖するのみなのです。鏡も見れないほどに怯えるだけなのです。
●十傳より→美容整形してからおすがりくださいまし。いまの世はこの方法がちゃーんと用意されているのでございます。
先生。ご指導ありがとうございました。先生の懐の深さに甘え、ようやく自分の至らなさを、理解することができました。よくわからない状態は、これにて終了です。やっと、胸を張って「何物も拒まない」の実践ができそうです。大変お騒がせいたしました。大好きですよ、先生。本当に感謝しています。
●十傳より→慰めの言葉で胡麻化そーとしましたが、止めたのであります。それから毎日１キロのジョギングを命じますです。精神まで磨かれることでありましょう。
時折寒風吹き遊ぶ中、近所をぐるりとまわってきました。体力、時間、距離、共にこれなら毎日続けられそうだと確認できたのですが、なんとすっかり「走ること」ができなくなっていたことには、戦慄を覚えました！それでも人間、一度覚えた感覚が消えていないことが唯一の救いです。２月の初めより始めた体操の効果か順調に体重も落ちてきていますので、このまま体力アップにつなげていければよいなと、なんだか思考も前向きになってきたようです。
●十傳より→後ろ向き思考も捨てないでくださいまし。
平成の次の元号を教えて
●十傳より→ウンコかもであります。あるいはデッチリ。
では朕は次の元号、ウンコを希望します。(←口調…昭和天皇ふう)
●十傳より→ウンコ元年はもうじきであります。
歳を重ねた恋
これほど静かに、そして深く愛せるものなのか
決して多くは求めない
その先に愛する人の胸があるのなら
今の 「もどかしさ」を楽しめるものを
●十傳より→絹の釣り糸…。
抑制の効いた恋のお話読んで
ほんの少しだけ潤ったような気がします。
●十傳より→丁酉年の路線であります。
唇の色はそうなんですが、唇の形はどうなんでしょう
●十傳より→それは色々でございますです。
やはり縦じわはあった方がいいんですかね
●十傳より→刀刃青心では、そーであります。良いというもの種類があるのでございます。
昨年の今頃もミモザの花言葉は秘密の恋と
いうブログあげられていましたね。
今ぐらいの日差して、日中ほんのりと温かさを感じる
頃だったなと思い出していました。
この時期は恋のことをあれこれ思うのが似合うのでしょ
うか？
昨年PB用に手に入れた牡丹、昨年花の季節が終わったら黴菌にやられたらしく枝も葉も真っ白になり今年は諦めていましたが、
水やりだけは続けていたら、ちゃんと蕾がつきました。
春なんだなと少し嬉しかったり進歩のない一年を恥じたり複雑です。
●十傳より→嬉しいだけの単純な日々よりイイかもです。
お世話になっております。
昨晩、自宅に帰る唯一の道が事故で渋滞していました。
ふと、目線を下げると、前の車のナンバーは
亡くなった家族の命日。
月一回、手を合わせにいっていますが、
近々来いと言われているのかなと。
色々と考えているうちにレッカーやらパトカーやらを過ぎて
いつもの道に戻っていました。
●十傳より→この世は暗示で満ちています。ただそれに気づかないだけ。ナンバープレートに気付かれたことは、やはり何かの意味があるのでしょうね。
お世話になっております。
気がつけば断易中等科、次回でラストです。思えば初等科AB、用語集C、そして中等科といただいて、次は上級科です。2年版経ちました。早いものです。気がつけば有志の方々と学べました。また先生の授業が楽しみです。引き続きよろしくお願い申し上げます。
●十傳より→あと一年で師匠からのモノはすべて伝授いたしますです。それからは断易卒論科。長いでありますね。
お世話になっております。
是非とも上級科で学ばせていただきたく存じます。つきましては、次回、中等科ラストには上級科に行くぞ！決起集会をさせていただければと存じます。よろしくお願い申し上げます。
●十傳より→のりえもん殿大幹事ということで、よろしゅうお願い申し上げますです。
お世話になっております。
承知いたしました。「次回、エイプリルフールだけど断易上等科に行くぞ！」決起集会でございます。つきましては、ご参加表明の方はこちらにコメントいただきますようよろしくお願い申し上げます。
●十傳より→ですって。
お世話になっております。
のりえもん様、
ベリーのレッスンのあとになりますが、
是非、参加させていただきます！
よろしくお願いいたします。
●十傳より→そーいえば、レッスンがあるんでしたね。