2021
04.25
04.25
行く手を阻むように、ご神木が朽ちながら眠っているのであります。
ご神木と信じているのは私メだけでございますが、それでも撤去せずに残しているのは、人々もまた、どこか霊的な何かを感じているからなのかもしれませんです。
手のひらをあてがうと、ただのガサガサした木の皮ばかりでございます。
あるとき耳を朽ち木にあててみましたところ、
「ドドローン」
深い水の音とでも形容すればイイのでしょうか、それとも古い木造校舎にわたる風の音とでも言えばイイのでしょうか。
この世ではない音が聞こえたのであります。
幻聴だと信じており、
「オレもおかしくなったか」
キチガイ病が感染したとばかり思っておりました。
ところが、数年ぶりに、右耳を朽ち木に押っ付けたところ、
「ドドローン」
その音が鼓膜に届いたのでありました。
老人が老木にしがみついて何をしているのかと、自分で自分を嘲笑いましたけれど、あの世の音には痺れましたです。
おおかた風の作用なのでしょう。
クルマの走り去る音に違いはございません。
でも風はなくクルマもいないのでありました。
どーせなら、言葉によるお告げでもあれば面白うございますが、ドドローンだけでは、どーも役に立たないのでございます。
いやいや、この地から、たしか数年前の夜に、当ブログで「気のプレゼント」をしました場所に近いのであります。
もうすこし、探ってみても良いかと考えている次第でございます。
ある日の夜、眠れなくて寝返りを繰り返しておりましたら、
壁に青色で英語のような文字が並んでおりました。
これは、お告げかっ!!
でも読めないのです。
頭も目も悪いのです。
どーせなら、私にわかる形でと、
お願いいたしました。
●十傳より→それはスゴイでございます。
東北地方にアラハバキと言う神様の伝承がありますが、なにかご存じですか。
先生なら何かご存知なのではと思った次第です。
●十傳より→亡父が、アラハバキ関連の本をずいぶんと揃えておりますです。
いつか目を覚ますのでしょうか…
●十傳より→そのまま消滅することでございましょー。
例え枯れ朽ち果てようとしていても御神木は
鳥の囀りや木々の葉音まで吸い込んでしまうような 気を放っているように感じます
素晴らしいですね、音を聞かれましたか
先生が感じたように間違いなく御神木だと思います
周りの桜の木々、この御神木のために花を咲かせているかのようです
「ドドローン」
体の中を突き抜けていくような重い響きです
「あの世の音」ではなく「神様の声」だったのではないでしょうか
先生だからこそ聞くことができたのかと
●十傳より→なのでしょーか。