2014
01.07
01.07
陽光がなにげにはじけるようになり、すると部屋のホコリが目立ちはじめるのでございます。
初春とはそのように冬のうちに忍び込み、気づいた時には新しい季節にそまっているのでございましょう。
七靴粥は、そのような春のはじめの光の訪れを食べものとして知らせるものかもしれません。
ふたたび世の中は動き始め、電話も多くなりました。先週が大晦日だったとは信じることができないほど、人々は次の季節へと動いておりますです。
七草粥にはお餅も入れてみました。
お女性のお尻をガブリとしたような感触がございますです。
寒の真っ最中に、春を予感することは、濁情に夢中になりながら、新しい出会いに心を弾ませることのようにも思え、そういえばモリオカにいたころには七草粥を食する風習には縁がありませんでした。雪でおおわれた野原のどこから春の植物を掘り出すのかと、地吹雪がうずまいては屋根があおられる凍てついた風景になずむばかりでありました。
七草粥の軟弱さを咎めるために、イカ墨のイカの料理もこしらえました。
黒々としたイカ墨が、七草粥に復讐しているようでもあります。
「ホントはやさしいのに…」
悲しそうにイカ墨が語り掛けるのであります。
「いいのよ、この人には愛することも反省することもできない人だから」
と諦めたように七草粥が呟きます。
ああ、酒が切れていたなぁ。
仕方なく冷たい水を喉に流し込む、1月7日の夜でございました。
明日は本棚のホコリを払おうと、なんとなく視線をさまよわせるのでありました。
美味しそうー!私も今年生まれて初めて七草粥を作りました。存在は知っていても食べたこともないので、こんなもんでいいのか…?と迷いながら土鍋で米を炊いて、インスタントではなく下ゆでして刻んだ七草入れて…
お供は村上の塩鮭でした。お粥の味は……ん、まあたぶん美味しかったです。
●十傳より→塩鮭は頭とかのヤツの方が、私メは美味に感じられるのであります。
手作りですね?コンビニで売っているもので済ましたってとこです。さて
何が起きるのか楽しみではあります。
●十傳より→もちろん、良き事が押し寄せてくることでありましょう。
自分は旧暦を重んじますれば今年の七草粥は旧暦の1月7日に食すことにいたします(^^)
別に昨日、七草粥を食べるのを忘れていたわけじゃ有りま………す(笑)
●十傳より→今年の元日は旧の12月1日ってことでしたから、寒さもまだ本物ではありませんですね。
明日はお汁粉… 鏡餅でない他の餅でも大丈夫ですか?
●十傳より→鏡開きの日なので、鏡餅でお汁粉を食うのが本当でありましょう。
餅を割る際に木槌を用いた方がよい… やはり包丁ではまずいですか?
●十傳より→包丁だと刃こぼれの危険があったわけであります。いまはプラスチックのヤツに入っているので包丁でもOKかと思いますです。