2010
10.25

DSCN5901肉屋をのぞいたら、牛の何番目だったかの胃袋が安く売っておりましたので、さっそく求めましたのであります。

イタ公たちが、好んで食うトリッパの料理を作ろうと思ったのでございます。

本来は子牛の第二胃袋を使用する、フィレンツェの名物料理とか。
が、私にイタリア語を教えてくれたフランチェスカは、トリッパをみると顔をしかめたものでありました。

日本の臓物の煮込みのようなものでありますから、さもありなん。

?鍋にオリーブオイルをしき、食えるほどの長さに切った胃袋をニンニクと一緒に放り込み、弱火で煮るのであります。水は不要。胃袋から出る油で大丈夫なのであります。
?蓋をして10分程度煮込むのであります。
弱火にすると、歯ごたえのある出来に。強火にすると溶けるような触感になるのであります。固いのが好きなのーん。
?適当に塩やコショウを加えるのでござる。あまり入れすぎないのがコツなのであります。奥までちょうだいっていってんのにぃ。
?トマトの缶詰をぶち込むのでございます。あっふーん。
?味を整えておしまい。もっとやってよ。
?再び火を入れるとトマト味が染みこむのであります。

DSCN5903こういうようになるのであります。

寒くなると、こういうものを食わないとダメなのであります。

たしかに見た目はグロテスクではないとは言えませぬが、ぬろっとした美味さは病みつきにならずにはいられませぬ。

トリッパはイタ公料理屋で頼むより、自分で料理した方が美味いのであることはお約束いたします。
料理屋によっては、何も知らないとおもって、小腸などを混ぜるところがありますゆえ、注意が肝要であります。

これも強運になる食いものでありましょう。

胃袋=158円
トマトの缶詰=88円
ニンニク(青森産)=230円
でありました。
店だと、だいたい900円でちょっとしか入っていない皿が運ばれてくるのであります。

2010
10.24

DSCN5897ここは藤沢であります。

どの街でも、歩いていると奇妙な物体に遭遇するものですが、藤沢には、このような意味不明の絵がありました。

上手いとか下手とかではなく、どうしてココにこの絵がなければならないのか、まったく理解に困ってしまうのであります。
絵のような赤い橋は藤沢にはなんら関係のないことなのでございます。

通信機器の箱を無造作に置いたのでは色気がないから、誰かに頼んで描いてもらったのでしょうか。落書きならばすぐに消されるはずであります。

現実のなかの夢の出来事のような気がしないでもありません。
夢の中から忍び出てきた異物…。

橋はこちら側と向こう側をつなぐ意味がございます。
赤は危険を知らせるとともに、魔よけの色。情熱の色。血の色。

考えても分かりませんです。

街の風景に溶け込んでいないところが面白いところでございます。

皆さんの街にも、こういう奇妙なスポットがさぞおありでしょう。

その奇妙さに気づいたときに宝くじなどの大当選のチャンスのような気もいたします。

2010
10.23

DSCN5894すこし前に週刊大衆の取材を受けたのですが、掲載誌が送られてきまして、そのなかで紹介してあった、赤貝の缶詰を使った料理をアレンジいたしました。

昨夜のことですよ。

なにしろグラビアのおヌードしか覚えていませんでして、「赤貝の缶詰の料理か、面白そうだな」というていどの記憶しかこざいません。アレンジするしか手立てはないのでございます。

が、これが驚くほど美味いのでございました。

もったいないので、料理法をご伝授いたしますです。

①キャベツを大きめにザクザク切るのでございます。芯が美味いので芯ごと切ってくだされ。
②冷凍エビなど、なんでもいいから用意するのでございます。私は牛肉も50グラムほど用意いたしましたです。鷹の爪も忘れずに。
③フライパンにオリーブオイルをひき、?と?をぶち込みます。赤貝の缶詰(88円でやんした)の身だけを、同じくぶち込みます。あふーん。
④強火で炒めます。
⑤適当な頃合いを見計らい、蓋をして弱火にして、蒸すのでございます。
⑥五分後に、蓋をあけて、缶詰の残り汁にオイスターを加えた汁をぶち込むのであります。もっとぉ~!
⑦最後にごま油をたらして終わりです。

ご飯にも合いますが、あえてフランスパンで食ってみましたが、じつに良いのでありました。

ぜひぜひお試しください。

運がつきそうであります。