2017
03.16
眠れ夜の花よ。
夜のうちにすくすく育ち、そして赤い花弁を開いておくれ。
庭先の奇門遁甲の造作用に栽培していたいくつかの鉢の木に、多くの蕾が膨らんでいるのであります。
これから四月にかけて、黄、白、青、赤の花びらがお庭を彩ることでありましょう。
すべの花を摘み取り、乾燥させることになるのであります。
まるで大人になろうとするお女性を次々と拉致するようなモノでありますが、これも実験のためでありますから仕方ありませぬ。
奇門遁甲を解体していくと、不思議な現象に直面するものであります。
詳しくは申せませぬが、ガツンと効くモノと、徐々に効力を上げるモノが歴然と見えてくるのであります。
最初は、ついに発狂した仕舞ったかと、おのれの頭を疑いましたが、「まずは検証を」と、感情を捻じ伏せて、何回か試しましたら、「ふむ、なかなかのものだ」と、おそらく古代の易者たちが、ひた隠しにしていたものにぶち当るのであります。
ただし、機械のように当たるのではないことを知らねばなりませぬ。
お金儲けの場合、バスッと現金を受け取るのではありませぬ。
曲折しつつ、流れ込込むのでありますから、遁甲の効果だと気づかないお方は、単純に「ツイてきた」と感じる程度で終ることでございましょう。
このところの曖昧さが、「当たるも八卦」などと素人判断をされてきた部分なのでありましょう。そして、それでイイのであります。
「ははぁ、それは中年のオバさんを絡めれば、儲かるでしょう」
なんてことは遁甲を知る人だけが知ればイイのでありますから。
とにかく、これからの季節は暇を見つけて花摘みとなるワケであります。
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2017
03.14
北海道のウニを味わっていましたら、不意に「手相セミナー」をやろうかと興味がわいてきました。
手元には、フランスの手相の原書があり、それを翻訳したものもあるのであります。
詳しくは後日、述べますが、5月27日(土)などいかがかなと思っております。
これには、いくつかの伏線がございまして、「もしもしお久しぶりです」と、麗しいお女性から電話があり、そのお方との会話が「原書ありましたよね」となったのが1週間ほど前。
そして本日、四柱推命初等科で、干合論をついぺらぺらとしゃべった後、ぜいぜいと乱れた息を整えておりましたら、師範候補生と「東洋と西洋の手相は…」という話に移ったのであります。
プロジェクターなどを使用してのセミナーは、なかなか豪華でイイものであります。
さーて、どうしましょうか。
面倒なことを思いついたとも、はやくも悔いておりますです。
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2017
03.13
混み方で全国4位を誇っている藤沢税務署の長蛇の列をご覧くださいまし。
アウシュビッツの囚人の如く、ガス室ならぬ、確定申告の提出所に入っていくのであります。
受付まで56分かかり申した。
何もいう言葉は見つかりませぬ。
ただトイレもなく、寒い中で立たされる身としては、「はやく殺してくれ!」のひと言くらいでしょうか。
提出したあとは、どこをどのよーに歩いたか記憶が定かではございませぬ。
気がつけば、今日もラーメンをすすっていたのでございます。
牛乳ラーメン。
美味いかそーでないかの味覚さえ失われ、「ああ、暑いなぁ」と背中が汗ばむことくらいしか自覚はないのでありました。
しかし、この感覚には身に覚えがございます。
耳の奥で「わぁっ!」のどよめきと、競走馬の臭い。
ああ、あれは京都競馬場。はるかむかし、持ち金すべてを競馬でスッてしまい、ベルボトムの裾を引きずりながら、てくてくと歩いて帰った、あの感じとそっくりなのでありました。
東京の税理士に計算を依頼し、その会計事務所で提出まで頼めばイイのでありますが、私メは、この悔しさというか絶望感に、年に一度は浸りたくて、自分で確定申告の提出をしているのかもしれませんです。
帰りの電車代やラーメン代があるから、マシなのでございます。
土曜日の、四柱推命卒論科の皆様、ゆめゆめ「儲けているから税金くらい当たり前ではないか」などと口にしてはいけませぬぞ。
そのひと言で堪忍袋の緒が切れぬとも限りませぬから。
形ばかりの官殺という化けの皮がはがれてしまうかもしれませぬから。
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