2019
01.12

そろそろ郷里に戻り、老母に栄養補給をしなければなりませぬ。
たまには吉方位を選びたいのでありますが、さしたる方位が見つかりませぬ。

方位学では凶方位が圧倒的に多いのはどー言うわけかと考えたりするのでありました。

世の中は悪い出来事が多く、良い事は少ないのが当たり前ですから、そういう事情を方位角にも取り入れているのだろうと思っておりました。

でも、すこし最近の南朝鮮の難癖を見て思ったことは、戦国時代だけでなく歴史は戦争で彩られているなぁーということであります。
大名は理由にもならない理由をねつ造し、非道なる侵略戦争を仕掛けるのが常であります。「戦のない世の中を作るため」というのは大河ドラマでの姿勢ですが、じっさいは民衆に地獄の苦労を強いることなど屁ともせずに侵略戦争に駆り出すのであります。

そこで、昔の賢者、つまり占いを馳駆する学者たちは、無駄な戦いを避けさせるために、
「殿、その方位は三年間は滅亡を招きます。なにとぞお考え直し下さいませ」
と進言したのではないか。

つまり、凶方位がべらぼうに多いのは、戦いを防ぐための配慮だったかもしれませぬ。

それでも、戦いになった場合に、秘伝としての兵法の方位学を用いたのかもしれませぬ。それが行軍三奇などの秘伝ということもあり得ますです。

また、たとえば遁甲の刑格は、庚×己という配合で、効果としては「お女性のカラダを好きなように弄べる方位」とされ、私メの本にも、そのように書かれておりますです。

が、古書を紐解くと、『六庚加六己・赤地須千里・遠行車馬堕・軍兵半路止』などと記され、すべて軍事であり、肉欲には触れておりませぬ。
奇門大全にも『求謀主失名・破財・疾病』と記されておるだけで、肉欲の解釈は、後世の意訳あるいは経験則かもしれませぬ。

古きをたまに尋ねると、凶方位を犯す勇気が出てまいりますです。