2020
04.15

完全リモートで、手相セミナーを開催しよーかと考えているのであります。

過去に手相セミナーは三回行い、次は「太陽線」「結婚線」など手相Dが残っておりました。
まずは、そこからスタートいたしますが、手相は、他の占術と異なり、基本はさほど不要であります。

結婚線から勉強し始めても、まったく大丈夫。そのうちに、生命線や感情線のおさらいもいたす所存でありますから。

なぜ、手相セミナーを再開しようかと思ったのは、この時節柄だからであります。
中国人がもたらした新型肺炎コロナによって、生活は一変。外出すら命がけの時代になったわけであります。

が、これをチャンスととらえ、手相を学び、それを皆様もリモートで鑑定できるのではないか!
リモートであれば、手相の鑑定にはぴったり。
知識は生きる糧。財産となりますです。

テキストは、フランスの「手相教科書」。
翻訳したものを使いますです。基本をがっちりと学べますから、他のテキストのよーに、結局は何が何だか分からなかったという危険を最小限に食い止めることが可能であります。
ヘンな流派の手相に傾かないという利点もございます。

そのむかし、銀座ジプシーさんが、銀座三愛で、入り口にテレビカメラを設置し、自分は六階の部屋で鑑定する、まるでリモート鑑定なのでありました。これを思い出したのでございます。

いつのセミナーとなるのか。
はっきりと決めてはおりませんが、なるべく緊急に、そーですね6月あたりに標準を定めておりますです。
一回2時間ほどで、それを3回に分けてと。土日にするか、金土日の夜間にするか…。

セミナーの受講料は合計12,000円+消費税。13,200円ではいかがでありましょーか。
会場までの交通費や宿泊費も不要になります上に、放屁もし放題。

合計というのは手相Dの合計であります。御心配なく。
おそらく手相Eもあろうかと思います。

そーして秋までには手相AからCを再セミナーの予定。

ただ定員は設けたいと思いますです。
先着順になりますけれど。

またテキストを郵送いたしますので、お届け先のご住所も必要であります。

先行予約を受け付けますです。
「お問い合わせ」からどーぞです。

2020
04.14

全世界に蔓延している中国人がもたらした新型肺炎。
不思議なことにイワテ県は、いまのところ、その疫病から免れておるよーであります。時間の問題だとしても、県内はいたって平和だとか。

イワテにも色々な祭りがございます。
「ちゃぐちゃぐ馬っこ」という田植えを終えて百姓がひと息ついたところで馬たちに派手な衣装を着せてモリオカの八幡宮まで詣でる祭り。
夏は「舟っこ流し」「さんさ踊り」は有名であります。
秋になれば、何人もの男たちが神輿を太綱で曳いて市内を練り歩く「八幡様のお祭り」

が、どの祭り一つとっても静寂が支配しているのであります。大阪や博多や江戸の祭りと比べ、まことにひっそりとし、ドラ声などは発しません。

うつむいてとぼとぼ歩くのであります。
山車を引く声も小さく、威勢の良さの真逆であります。悪い事をしているよーな囚人の行列に似ております。
さんさ踊りは、一応は賑やかではありますが、市が開催していまして、定刻には一斉に終了。みなワイシャツ姿に着替えるのであります。汗まみれの衣装のまま店にあがって、椅子を汚すよーなことはございません。ホントはあまり楽しくなく、仕方なく祭りをしているとも受け止められますです。

また、お笑いがキライな民族でもあります。漫才や落語の、
「どこが可笑しいのすか?」
と真剣に首を傾げますです。
芸人などのTVを見ていれば、問答無用で親に消されるのであります。

さらにロックなどの音楽は体質に合わないよーで、それでもいちおうは都会のスターたちのフェスには「せっかく来てくれたのだから。可愛そーだから」と参加はいたしますが、手拍子は、民謡のソレ。
無理をして好きになろうとしているだけ。体質が追いつきませぬ。

「だいたいにして矢沢永吉どがのはロックでねべ、サル演歌だべじぇ」
結論を、そこにおいて、安堵するのであります。
落ちぶれてからコンサートを開く場所がイワテ。落ちぶれた者には優しさという残酷さで接してくれるのであります。鳥飼とか岩崎の妹とかがきましたが、イワテでコンサートを開いたら、落ち目街道まっしぐらの証拠。

つまり大騒ぎが大嫌いであります。
「オノよ、そんなにオダツんじゃねぇ」
はしゃぐ私メはなんどたしなめられたことか。

男は黙って喋らねの。
痛てどが苦すどが、いちいち弱音を吐いてどーする。
嬉すくても有頂天になってはわがね。
笑顔は見せねの。苦しんでいる人に申しわげねがえん。
美味めどが、不味いどか小言はそわねの。喰えるだけ、すあわせ。
やんたこどがあっても顔色変えねの、騒がねの、嘆がねの。
だーれ、心に簡単に傷など負うわげねがべ。ただの神経質。そったなごどでは生ぎでげねぞ。

タノシミは昔話。
「あれはたすか…昭和48年の夏のこどだったがよ」
と始まるのであります。

イタリアのお喋り大はしゃぎ民族と比較すると、「なるほど」、飛沫感染は極端に少ないと納得するのでございますです。

すぐに新しいことに飛びつくことを恥と知るイワテの民族は、「そこが奥ゆかしくてイイどごだ」とひそかに誇りに思っているのでございます。
「なぬがオンラインだ、なぬがデオールだ、なぬがベンツだ」

もしもモリオカにおいでのついでがあったなら、正午に不来方城城跡の石垣に立っていただきたいのであります。
お昼を告げる音楽を耳にするでありましょう。
それはそれは暗い、もの悲しい旋律が、市内をなめるよーに流れていますですから。

イワテの民族のすべてがわかるはずであります。

2020
04.13

スクールのある日は、原則としてランチを抜くのであります。

だから、腹ごしらえをするために朝食は、ちかくのファミレスでスクランブルエッグのセットをライス大盛で注文することにしておりますです。

が、ライスに対してオカズが足りませぬ。

そこでファミマで買い求めたハッシュポテトを、こっそりとお皿に乗せるのでありました。
店員に見つからぬよーに、レタスで隠すのであります。

この、しやわせ感はたまりませぬ。
こそこそと隠れてする仕草に、しあわせが、テンコ盛り。

びちゃびちゃになるほどかけた醤油の甘さが食をさらにそそるのでございます。

完全リモートの日は、カメラに向かっての講義ですが、やはり受講生の皆様を前にするのと、気持ちは変わりません。緊張するのでございます。

ひとりでボードに補助的な説明文を記し、エロジョークを飛ばし、
「こんなことがありました」
親戚たちの話題を織り込みながら長時間に及ぶ講義でありまして、「ひとりで何をしているのだろうか」と首をひねることもしばしば。
しかし、ランチをする腹にはなりませぬ。

きっとラジオのデスクジョッキーもこんな感じだろうかなどと頭の隅において、そのノリを手本にすることもございます。

そーして講義を終え、うす暗くなった部屋で、カメラやPCをコードを片付ける時の、言いようのない虚しさは、はじめての心の体験であります。

痛いほどの空腹であれば、その虚しさはさらなるものかもしれませんけれど、ハッシュポテトが腹に残っているせいか、空虚感までにはいたりませぬ。クリーナーで部屋を掃除する余力もございますから。

やがて、世界に蔓延するウィルスは煙のよーに引き、ふたたび日常が戻る日がくるはずであります。
流行とはそーいう性質だからであります。

ネットの書き込みは身勝手な自我だらけですから、読まないよーにしております。
「休業の保障は30万円だけか」など、まだまだ保障金がたりないと騒いでいるよーであります。

でも、国に対してでも、たかりゆすりのよーな真似だけはすまいと思っておりますです。苦しくても自分のことは自分で決着しよーという愚かな美学かもしれませんが、そのよーに決めておりますです。誰にも使われず、誰をもつかわずという当初の姿勢をまもるために、保障という名のたかりだけはすまいと誓っておりますです。

ハッシュポテトをレタスで隠して食う、うしろめたいヨロコビは、秘密の恋愛をしているよーで、自分の美学をこちょがすにも似たくすぐったさがありまして、しやわせ感をより増幅して、止めることは出来ないのでございます。