2010
12.23
すべてキャンセルいたし、羽田から飛行機に乗ったのでありました。
嵐は去り、上空から東京が美しく見下ろせるのであります。
JALがなぜ傾いたのか分かりました。
スッチーさんが50代のオバちゃん揃いなのです。
いちおうはエレガントで知性的で美人なのですが、あきらかに白髪染めをしたと分かる方々が大半。
デニーズにいるような錯覚をおぼえるのでした。
30年前のデニーズは花の女子大生を置いていて「ようこそ、デニーズへ!」と張り切っていたものであります。
それが、現在では疲れ切った主婦が…まてよ、あの花の女子大生がそのままいついているのでは………などとどうでもいいことを考えるのでありました。
どうも意識が混濁しているのです。
きっと空腹だからだろうと、羽田で購入した空弁を開くのでありました。
さてさて私はどこへ向かおうとしているのでしょうか。
むろん、私自身は機がどこの空港に降りるのかは知っておりますです。
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2010
12.22
いい年齢をして忙しぶるのも恥ずかしい話でありますが、やっと時間ができたので、2011年幸せカードの作成を急いでいるのであります。
が、ご覧の通りいちまいいちまいを手書きでバイオリズムを書き込んでいますので遅々として進みませんです。
あっ、このカードは、十傳クラブの会員の皆様に郵送料もこちらもちのボランティアなのであります。
大変なことになってきました。
会員を募集中(すべて無料)なので、これからでもOKです。
こうなれば何枚作るのも同じこと…なんて書くと手抜きしているみたいですが、大丈夫、画像のように一枚ずつ、心をこめて作っておりますです。
けれど、あああああっ、であります。
官能の声ではございませぬ。
逃避願望が声になって出たのであります。
目の前にはバッグがあり、さあさあさあさあ、とせかしております。
昨夜からの雨は小降り…というかほとんどやんでおります。
お尻がもぞもぞしてきましたです。
どこかに行きたくて…。
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2010
12.21
電話があり、待ち合わせに向かったところが、飯田橋のお堀にあるカナル・カフェであります。
12月とは思えないほどの暖かな午後でありました。
眩しい逆行がビルの陰に隠れると、たちまち夕暮れの涼しさが戻ってくるのでありました。
自由だ…。
年に何回もありませんが、私は自由な仕事をしていたのだとあらためて思い出すのであります。
「あなたの生き方はぜんぜん参考にならない」
などと飲み屋で言われたりいたしますが、参考になるために生きているのではありません。
が、そう言われますと、いちまつの淋しさもございます。
「羨ましい」
とも言われます。
たしかに好きな時に仕事をし、気が向いたら旅行をしますから、羨ましがられても否定はできませんけれど、何かが違うのであります。
それはきっと一人だからであります。
一人だからといって孤独を感じるわけではありませんが、同行してくれる誰かがいれば、それはぜんぜん違う思いを抱くことは分かっておるのであります。
逆光は向かいに座っている人の顔まで分からなくさせます。
言葉は聞こえても、誰の姿も見えません。
水音がして、視線を転じると鯉が背びれで水面を叩いているのでありました。
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