2013
08.26

ワンちゃんは愛嬌でありますですが、これはれっきとした試作品なのであります。

この緑色の砂の下に、奇門遁甲の極秘伝である「造作」がなされておるのでございます。

いかにも、パワーボックスでございますです。

毎月、所定の方位に置くことによって、その方位効果を居ながらにして受け取れるという優れものでございます。

第一回目の十傳セミナーでご教授しましたけれど、画像はそれをさらに精密に高めようとするものでございます。
が、まだコレで決定というのではありませぬ。

砂に埋め込むものを、さらに厳選しなければなりませんです。

来月、ショップサイトのNONNAにて配布予定なのでありますが…。
2万円+お消費税の予定でございますです。

担当者から「早く、早く」と急がされておりましたが、ようやく本腰を入れることができたのでございます。

どうやら、皆様からも「パワーボックスを早急に!」というメールがいくつか届いているとのこと。

と、まぁ、途中経過でございますです。

完成したら、ブログでまずはUPいたしますです。

2013
08.25

いつの間にか庭の柚子が実り、今朝の雨に濡れております。

今日、8月25日は癸亥日。
つまり明日からは甲子日でして、新しい旬が始まるのです。

長いこと打ち込んでいた奇門遁甲の単行本の仕事も本日ですべて終了であります。
あとは9月11日の発売を待つばかりであります。

この本はamazonで予約販売をしているそうでございます。

40冊ほど本を出しましたけれど、今回のように企画段階から積極的に取り込んだ一冊はございませぬ。
私メの今夏の思い出は、この一冊だけだったかもしれませぬ。

そして、柚子の雨粒からオッパイを連想した自分に「ひと仕事が終わったのだなぁ」という感慨を覚えるのでありました。

ひと夏で老眼がすすみ、物忘れがおおくなり、少量の酒でたあいなく酔っ払い、精力も希薄となって、自分でも抜け殻同然だと自覚いたすのでございます。

いままで滅茶苦茶してきて良かったと思うのでありました。

お女性の髪の毛で胸にいたずらされながら、まどろみのひと時を過ごせれば、それは望外のしやわせでございましよう。

また熱暑が戻り、雨が降り、そうやって夏は衰退していくのであります。

担当者からの急用の電話やメールに備え、私メは窓の外の小雨の景色を眺めつつ机の前で頬杖をついているのでございます。

今年は入道雲を見ていないことに気づきました。

2013
08.24

藤圭子の訃報を、私メは、ずいぶん後になって知ったのでありました。
「ああ、彼女は裏切らなかった…」
これが率直の感想でありますです。

藤圭子は60年代後半の不幸の象徴でございました。
暗い表情が似合うのであります。
そして人気に陰りが出来ると、彼女の身の上に不幸が起こり、ふたたびブレイクするのでございました。

五木ビロユキなども、小説で、一読して彼女をモデルとしたと分かる主人公を仕立て、不幸を栄養にしてスターへとのし上がる話を、いくつか発表したものでありました。

前川清と結婚し、短期間で離婚しましたが「性格上の不一致」が原因だとは誰もが信じず、友達は「前川清のナニがデカ過ぎたんでねべが」とニヤニヤしていたのであります。

たしかに彼女は小柄でして、性交するとペニスが胃袋を貫くのではないかと私メもよけいな心配をしていたモノでございます。

ところが、小生意気な娘がブレイクし、母親である藤圭子は海外を股にした生活をしていと聞き、いささか裏切られた思いだったのであります。
「やはりあの不幸は演技だったのか…」と。
流れ者の親との間に生まれ、岩手から北海道に流浪した生い立ちも脚色だったのではないかと思っていたのでございますです。

しかし、自殺。

いまでも不幸のままでいてくれたのか…という一種の安心感が心に広がることを禁じえませんでした。
「十五、十六、十七とわたしの人生暗かった」のまま待っていてくれたような気がするのでありました。

冬月の丙日生まれの彼女は、他の星は金行。日支も水。
丙は太陽であります。冬の弱い太陽なのであります。
自分自身で自分を輝かせなければならず、しかし40代からの20年間は大運に火行が来ていましたからまずは幸運。
が、60才からは、土の運。太陽の光も熱も土に吸われるのであります。そして今年は癸の年。
太陽の光が癸という雲に遮られるのであります。

「どう咲けゃいいのさ、このわたし」
マンションのベランダに立ち、下からの風に前髪を煽られ、藤圭子はステージからの観客席の暗い海を眺めている気分であったのでありましょうか。

アーメンでありますです。