2023
04.09

昨日に引き続き、暦?の見方の矛盾を見ていきたいと思います。

奇門遁甲について述べましょうか。

奇門遁甲の立向日盤、時盤は、一年間を陽遁の月と、陰遁の月と分けておるのはご存じのとおりであります。

十傳スクールでは、立向日盤の陽遁から陰遁の切り替え日を、夏至に一番使い甲子日としております。陰遁から陽遁の切り替え日は、冬至に一番近い甲子日としております。
また立向時盤は、夏至に一番近い甲日または己日から陰遁に切り替わり、冬至に一番近い甲日または己日をもって陽遁に切り替わることとしております。
そして、これが今のところは一般的てあります。

が、流派によっては、夏至のその日から、立向日盤も立向時盤も、陽遁から陰遁に切り替わり、冬至のその日から陰遁から陽遁に切り替わるのだという説を取っているのであります。

すると、夏至、あるいは冬至からの説と、甲子日を取っている説では、数日間、方位の吉凶が異なることになるのであります。

この場合も、どちらが正しいのかと、力説しあっても仕方のないことであります。
多流派同志が、怒り涙を流しながら討論する場に立ち会ったことがございますが、バカバカしいことであります。

両方を見比べれば良いのであります。
一方が吉方位、もう一方が凶方位だとしたら、そのどちらも採用し、それぞれを注意すれば良いだけの話であります。

占いは頭を柔軟にしなくては長続きいたしません。

聞くところによると西洋占星術では360度の一度ずつ分類して、正確性で競おうとしているお方がいるよーでありますが、果たしてその方法で正しい判断ができるかどーか。私メは首をかしげるばかりであります。

詳細な正確性を否定するつもりは毛頭ございません。
ただ首をかしげているだけのことであります。