2023
04.08

四柱推命では、生年月日から命式を導き出し、この命式が運勢判断のキモになるのは、いまさら述べる必要もございません。

しかし、ここに一つの盲点がございます。
たとえば節入り日の時間でございます。

2023年4月5日で、月は辰に切り替わります。
この日の命式は、
年干支が、癸卯
月干支が、丙辰
日干支が、癸巳
となるのです。

ところが、4月5日は10時12分をもって清明となるわけですから、この人の生まれた時間が、午前6時であるとすれば、月干支は乙卯となることになりますです。
年干支 癸卯
月干支 乙卯
日干支 癸巳
となると、判断はガラリと異なるのでございます。

初学者は、ここでうろたえます。
これが2月4日の節気のケースで、明石時間も考慮すると、月干支どころか年干支まで違うことになるのであります。

私メは、当初、正しい明石時間を採用するべきだと考えておりました。
その後、いやいや、四柱推命が編み出された当初は、そういう時間まで考慮しただろうかと思い直し、つまり昔ながらの23時をもって日にちもなにもかも切り替えれば良いのだと改めました。

しかし、いまでは違います。
両方を見比べれば良いではないかと。
相談者の、過去の人生をチェックし、2つの命式のどちらを採用すればイイかを決定するやり方であります。
「テキトー過ぎる」
と批判されるかも知れませんが、これ方法がもっとも正確であるよーですから、仕方ございません。
眼病を患い大学病院で医師に、「単なる目の炎症か、それとも体内に細菌があり、それが目に来ているのとでは治療方法はまったく違う」と言われた時、
「占いも同じだ」
と深くうなづいたのでありました。

いずれにせよ、初学者は、自分が正しいと思う方法を採用して経験を積めば良いのであります。

ただ、頭に入れておくべきことは、太陽が、自分の真上に来た時が正午だということであります。

YouTube版の四柱推命初等科を学んでいる方から似たよーなご質問があり、
「良い機会だ」
そこでUPしたのでございます。