2023
09.18

十傳スクールでの四柱推命は、調候用神法という、季節の変化に着目して運命を検討する方法を採用しております。

たとえば、日干が『甲』であれば、一本の樹木として甲をとらえ、春夏秋冬によって、その樹木がすくすくと育つのか、枯れてしまうのか、虫に食われてしまうのか、積雪の重さで枝が折れてしまうのかなどを運命に翻訳し直して判断するのであります。

が、この秋ですこし考えてしまいました。

秋とは言えない暑さであります。
9月は酉月。
酉月であれば、夏という火行は衰え、変わって台頭するのは金行であります。
甲は木行ですから、金行が力を得ると、金剋木で、日干の甲は切り倒される危険がございます。
しかし、今年の9月…酉月は、まだまだ火行が衰えているとは申せません。
どころか火が旺じすぎております。
切り倒されるのではなく枯死する危険がございます。

と、考えますと調候用神法を正確に把握するには、その人の生まれた年の天候を調べなければいけないのではないか。
寒い夏もあるし、暖かすぎる冬もあるでしょー。
雨の多い夏もあれば、日照りの夏もございます。

天候というデータを加えたうえで、生年月日を研鑽すれば、より深く正確な運命を見ることができるのではないかと。

猛暑の秋に教えられましたです。