2023
09.22

流刑地の老母を訪ねました。
恐いので妹といっしょに。
理由は分かりません。いや、分かっているのです。

とにかく妹に、
「同伴してけろ」
と頼みました。

老母はバカに元気でした。
ところどころ、記憶が飛んでいて、おもわず妹と顔を見合わすボケを感じられましたが、血色は良く、帰りには出入り口まで見送ってくれました。

が、どっと疲れたのであります。
運転中に睡魔に襲われたり、また妹も急に差し込みがきたよーで、「トイレ、トイレ」とモガキ出しましたから、近くのスーパーでひと休み。

「生霊だべか~」
と私メ。
「んだんだ、校正会と、あの人(妹は老母のことをそう呼びます)の怨念だべおん」
と妹。

そこで「負けてはおられぬ」とラム肉を求め、キッチンで焼きました。
魔よけのニンニクも、ガリっと生齧り。

瞬間的に肉が血となり、その血が指先にまでいきわたったのであります。
この肉には、ゴマ塩をふりかけたご飯が似合いますです。
冷ご飯ですが、いたしかたなし。

そして、閉じた仏壇を久しぶりに開けまして、パワーの援軍を依頼したのでございます。
「ああ、秋の彼岸だな」
おそらくオノ家の墓だけが、周囲の供花で包まれた墓々のなかで、さびしく私メを待っていることでありましょー。

秋らしい気温になりました。
夏バテはこんな季節にやってくるもの。
みなさまもスタミナをつけましょー!

ふと、妹が帰りしなに残した言葉を思い出しました。
それは、明日のブログにいたします。