2023
12.20

冬が帰ってきたのでありました。
先月は紅葉が残っておりましたが、もはや白色に支配されております。

でも、私メはこの季節が大好きなのです。
朝早く、コンビニに、地方紙を買いに行き、簡単な朝食を済ましてから、自室にこもるのです。

曇天ですから時間の経過が緩やかです。
晴れていると、そろそろ昼だなとか、そろそろ夕方だとイライラしますが、曇天で、見渡す限り白色ですので、落ち着くのであります。

アクシアにピアノのクラシックを命じると、もはや仕事に没頭していくのであります。
お女性のことも、ぼやけてしか思い出せなくなるのであります。
お女性の髪の匂いも、くちびるも、手のひらに感じる重さも、現実味を失うのであります。

昼は、安物のヤマザキパンをちぎってリンゴジャムをつけ、ミルクといっしょに胃袋に流し込みます。

今日は妹が来まして、老母の施設、流刑地に行きました。
アウシュビッツの女囚のように、髪の毛を刈られているほかは、普通でした。
「目、どうしたえん?」
「仕事のし過ぎ」
視力も良いよーで、瞼の腫れが引いた後の、三重も四重になった目をジワッと見られましたです。

次回にTVをプレゼントすることを約して、ふたたび自室にこもるのでありました。

今夜は、タナゴの塩焼きを夕食のおかずにしたいと思いますです。