2023
12.07

たびたびで済みませんが、カード作りに没頭しておりまして、そーすると、激しく芋が食いたくなりました。
ジャガ芋です。

サツマ芋は胸がつかえて苦手ですが、ジャガ芋はどこまででも食えるのです。
フライドポテトでもイイのであります。

しかし、コロッケにいたしました。

コロッケにはキャベツが不可欠であります。
それも手で刻んだヤツ。

先日、神楽坂の古くからの馴染みのトンカツ屋に行きました。
先代のオヤジさんからの店であります。

すでに、そのオヤジさんは糖尿病で故人でございます。

私メが20代の頃、オヤジさんは帝国ホテルのシェフを辞め、松戸市の駅から離れた坂道の途中に、カウンターだけの六人も入れば満席となる、ちいさな店を開きました。
ひょんな縁で、その店に行き、トンカツの美味さに魅了されました。
五年後に神楽坂に移転。
当時の神楽坂のひなびていて、今のような活気はございませんでした。

ちなみに、私メがカレー弁当を大手町で売るきっかけとなったのが、オヤジさんの、「バナナを入れてごらん。チョコもさ」のアドバイスがあったからからであります。

そのトンカツ屋はキャベツを包丁で手切れして、そのキャベツの甘さとトンカツソースがほどよさを引き立てておりました。

しかしーー。
先日の、トンカツはいただけませんでした。
キャベツが機械切り。しかも、脂身が傷んでツーンと臭っておりました。

「終わったな…」
突然の下痢に見舞われ、ファミマの便器にしゃがみながら悲しんだのでした。

寿司屋もトンカツ屋も失われ、もはや自分でつくるしか道はなくなったよーであります。