2016
02.25

キッチンの隅に切り花を移した瞬間に、脳みその奥をつつくものがございました。

断易を講義して四年目。
その技術をお伝えしてまいりましたが、何かが足りないよーな気がしてなりませんでした。

足りないのではなく、芯が抜けているよーな。
たとえば、それはお女性に愛を囁く時に、言葉だけで魂がごっそりと抜け落ちているよーな。

奇門遁甲や四柱推命にはあって、断易に欠けているもの。
それは「止観」ではないかと。

何のために断易を使うのか。
その根本の心の基準でございます。

当てれば十分ではないかと言われれば、それはそれでイイのでございますが、しかし、難解の卦を前にした時、「この卦は違うのではないか」という迷いが生じますです。

また、同じ事象を複数人が占った時に、断易は各人で異なる卦を出すでありましょう。「変ではないか」と迷宮に入り込み、「自分は断易に向いていない。そもそも断易などというものはマヤカシではないか」と断易を捨ててしまう結果になるでありましょう。

いまだ「断易止観」ということを検討し、ひとつの見解として提示した書物はございませぬ。
菊池流断易を踏襲しつつ、諸口流をも取り入れ、さらにまったく新しい方法を見つけてはおりますけれど、しかし、やはり方法論に過ぎませぬ。

キッチンのお花に目をとめたまま、私メはしばらく脳みその声を聞いておりました。

  1. お世話になっております。
    止観というと天台仏教の魔訶止観や禅を連想します。先生の断易哲学、「幸運と不幸の法則 成功のための運命学」を思い出します。昔は会社の同僚がやけに敵意をむき出しすることに、絶望というかガッカリするものでしたが、今は、あー兄弟(けいてい)同士、仕方ないな、上司は官鬼、逆らえないものと諦められるようになりました。断易止観。いつか授業に登場するのを楽しみにしております。引き続きよろしくお願いします。
    ●十傳より→四柱推命だと悪い命式でも改善可能だし、遁甲では別に方位を使用しなくても方位効果が出せるように、思想っぽいのが根底に流れているわけであります。断易だって、そういうことがあるわけでございます、本当はね。

  2. 自分の場合、断易の原理原則は厳守せねばならぬとは分かってはいるのに、つい工夫癖が出てしまい、小野先生に習った断易には登場しないハズの吉神とか凶神とかを勝手に登場させて断易で出た悪い結果…つまり悪い運命を変更してしまおうとしてしまいます。

    自分の場合は自分が感動したり他人を感動させたり、楽して得をするために断易をしていると言う自覚が有りますので、断易に色々とデコレーションをしてエンターテイメント性を持たせようとしてしまいますが、これが自分の断易の芯なのかも知れませんね。

    自分の断易が、いくら曲がっても優秀な他のお弟子さんたちが小野先生が本当に伝えたい伝統的で正当な断易をキッチリと後世に伝えてくれると思いますので自分的には、すごく気が楽であります。

    小野先生! このような不良なお弟子ですが今後とも、よろしくお願いいたします。

    ●十傳より→ヨコシマ流断易だと、私メは見ておりますです。判断の語彙を増やせば完成かもでありますよ。

  3. 私は 「断易」に関して 知識はありませんが
    常々、疑問というより不思議に思っていた事があります
    一つのテ-マで幾度か占って同じ答えが出るものだろうか
    出なければ あれ程 的確で見事な答えが先生の口から出ないのでは
    また、数人で占った場合、各々違う答えが出るのでは
    力の差というものはあるでしょうけれど
    もし違う答えが出るのであれば、それぞれの考え方や捉え方が違うからなのか
    こんな事を考えながら先生の断易に関するブログを拝見しています
    「金持ち前夜祭」 いよいよ明日ですね
    昨日は暫くぶりに試験室で1日中 仕事をしていました
    お陰で 手は酷く荒れ、爪の中まで黒くなり汚れが取れません
    明日は ドラエモン のように グ- の手をして
    なるべく人に見られないようにします(誰も見ないとは思いますが)
    きっと、初めて先生にお会いした時と同じように
    生涯忘れられない時を過ごす事と思います
    ありがとうございます

    ●十傳より→まずは行き帰りに怪我などされませぬよーに。お風邪を召されませぬよーに、です。

  4. 2/26「増補改訂財運四柱推命」が書店に届きました。また、今日2016/2/26の乙甲も実行しました。福来れ!!

     ●十傳より→しっかりやるんじゃぞ!

  5. 東京から北で行くといいとこありますか。

    ●十傳より→いまはソレどころではありませぬ。金持ち前夜祭のため!