07.12
断易の講義の後、みなさまと浅草は駒形のどじょうを喰いに参ったのでありました。
なにしろ夏。長時間講義、みなさまには受講。体力をつけねばなりませぬ。
丸のままの泥鰌を摂れば、気分だけでも元気になれそうでありました。
が、私メは腹がへって会話することも億劫な状態でありました。
ビールを飲んでもダメでありました。
ので、ご飯をおひつで頼み、むしゃむしゃ。
これでふーっ、と息がつけたのでございました。
そうこうするうちに、ほれほれ泥鰌が喰いごろになってきたのでございます。
あとは、みな押し黙りむひむひ。
ネギは頼み放題なので、これでもかというほど鍋に放るのでありました。
なにかを聞かれ、何かを喋りましたが、もうよく覚えておりませぬ。
本日は、三時間ほど秘伝公開をいたしまして、もう体力も精神力も13時の段階で限界を迎えていたのでありますから、鼓膜も舌も思うように作動しなくなっているのでありました。
が、そろそろ受講料を払ったぶんの回収を考えなければいけませんよ、ってなことは語ったように思いますです。
カメラをむけましたら、お顔をかくすお女性がおりました。
さもありなん。
なにしろ、占いをしていることを知れたら、翌日から変人扱いをされるわけであります。
発狂せずに、かような占いを足かけ三年もやっていられるはすがございませぬ。
時はあっというまに過ぎ去りまして、気づくと21時あたり。
これは大変と、勘定を済ませようとしましたら、
ヨコシマ殿が、「占いで儲けたから、ここは自分が」と太っ腹なところを見せてくれたのであります。
一同、異存があるわけがございませぬ。
江戸っ子に逆らうと叱られますれば、ここはヨコシマ殿の今後のご発展を祈って、おごられてやったのでございます。
これなら毎月やってもよーございますですよ、ヨコシマ殿。
で、明日、つまり本日も講義かあったことを思い出し、全身泥鰌臭を発散させつつ、帰路に着いたというワケであります。
十傳先生へ
お疲れ様です!!
先生、本当も講義よろしくお願いいたします!!
よこしまさん、泥鰌ご馳走さまでした♪
さすが江戸っ子♪
僕も頑張って儲けて、先生、よこしまさん、第一期生の皆様に
ご馳走できるように頑張ります♪
●十傳より→そのお言葉、たしかに承りました。
あったかボーイさんをはじめとした今回の出席者の皆様、それと毎月自分が持って行く差し入れのスイーツを一度でも口にした事の有る皆様、目に見えるようなお返しは不要ですので本当にお気遣いの無いように御願い申し上げます。
お返しは…死んだ後に魂を頂けるだけでよろしいんですよ。
(ふふふ…)
●十傳より→タマシイのひとつやふたつ、いつでもどうぞではないでしょうか。
さすが江戸っ子は健在でありますですね♪
●十傳より→本物の江戸っ子でございますですね。大物の片鱗がうかがえましたです。
無口さ…いや、遁甲さん。
じつは占いの講義の終了後、顔を隠して写真に写っているグラマーで美人のお女性に「今日はおごってやるぜ!!」とナイスなポーズで、かっこうをつけて、うっかり言ってしまったので引っ込みがつかなくなってしまった…と言うのが自分が皆におごった真相なんです。
でも皆に食事をおごれるぐらい占いで収入が有ったのは全て占いの師匠であり、人生の道の親分である小野十傳先生のおかげさまであります。
これからも末永く占いと人生の道の御指導をよろしくお願い申し上げます。
●十傳より→泥鰌の翌日には、切腹饅頭までごちそうになり、これは完全に癖になり申した。
僕は最近、奇門遁甲を自力でやっていることを親戚に伝えたら、向こうの態度がよそよそしくなりました。本当にこれでよかったんでしょうか?
●十傳より→本当にそれではいけませんです。私メは亡父に「占いなどやって、堕ちるところまで堕ちたのだ」と言われましてございます。
今は男女に限らず ヨコシマ殿 のように
大らかで気風の良い 粋な人が少なくなりました。
●十傳より→名物漢なのでありますです。
もっと、どんどんホメて下さい(^^)
ああ、おっぱい見たい。
●十傳より→どなたか見せてあげてくださいまし。英雄ヨコシマ殿に。