2018
07.10

密室科で出来立てホヤホヤノの「奇門遁甲海底眼(一)」のテキストを配布しまして、猛暑の講義となったのでございます。

海底眼は、私メの命名でありますから秘伝書を調べてもないのであります。

若山牧水の歌に「海底に眼のない魚の棲むという 眼のない魚の恋しかりけり」だったかがありまして、そこからの借用でございます。もっとも眼のない魚ではなく、海底に沈んで見えない運命の模様をつぶさに見る眼と言う奴ではありますけれど。

以後、「奇門遁甲海底眼」を続々と書き下ろし、天文編や造作法まで網羅し、遁甲家相へと言及することになるのであります。つまり奇門遁甲全集であります。何冊になるか現時点では見当が付きませんです。

お世辞かもしれませぬが評判は上々でございました。

そーして早めの帰宅となり、ガラーンと空いている東海道線内で缶チューハイの酔いを楽しむのでありました。

テキストは四柱推命の解錠禄は全15冊で一応のケリは付きました。

断易のヤツは最後の三冊を同時に仕上げていることはすでに申し上げておりましたね。

すきっ腹にチューハイでしたから茅ヶ崎で降りてから、ちと歩行があやしかったかもしれませぬ。
それにしても、頭の中にあるモノを書き出していく作業は、とても楽しい充実がございます。
「この表現をもうすこし穏やかに」とか「偏り過ぎないように」という編集者の差し出がましさに邪魔されることなく、自分のための著述なのでございますから。
もしかすると、この書は今後の占い師のバイブルになるのではないかという自負も少しはございます。

そーいう時間と健康と環境を与えてくれている何者かに感謝したいのでございますです。