2019
02.18
02.18
ハッと我に返ったみたいに、春なのでございます。
すると来ていたお気に入りのコートが野暮ったく感じ、
「よく、こんな暑っ苦しいヤツを着ていたものだ」
なんて気分がガラリと変化するのであります。
そして、ビールなんて冷たくて敬遠していましたのに、ゴクリとやりますと、喉をふくいくと流れ込んでいくではございませんか。
まるで大運が変わったよーなモノであります。
四柱推命で10年ごとに運気が切り替わるのでありますが、切り替わった運気は、素早く運勢に影響すると言われております。
まさに、あるひ突如として春の日差しを浴び、気分が一瞬にして変化するよーなモノであります。
それまで執着していた愛欲でも、「ハッ」と冷めてしまうのであります。
四柱推命初等科の講義のお手伝いをしていただいているA先生も漏らしておりました。
「急に、自分はここで何をしていたのだろう?」
と思いましたと。
講義の最中に、夢から覚めたよーに、「この人たちは何なのだろう。そして自分は何をしているのか」と、占いをボードに書いている自分が信じられなくなるということでありました。
私メにしても、それはよく経験することでございます。
受講している方々にしても同様でありましょう。
「占いだって? そんな根拠のないものにお金を出していただなんて。この春日和に自分という人間は…」
と現実に目覚めたような気分。
そーいう白けた気持ちをねじ伏せて、私メもここまで来たのであります。
何回かの大運に串刺しにされつつも、占いにしがみついてきた根性だけは、我ながら褒めてやりたいのであります。
しかし、春であります。春の次は夏…。
心重い季節を、いかにしてクリアしていくか、それが問題であります。