2011
03.04

P1000483Eイタリアによく行くのは、画像のような中世の遺跡が、現在の建物と混在している風景に多々遭遇できるからだとおもっておりますです。

ふつうは、こういう役に立たないものは、埋め立ててしまうものであます。

あるいは価値があるからといってバカに丁寧に扱うものであります。

が、イタリアだけでなくエウロッパは、まるで死んだオババの骨を遊び道具にするように遺跡といっしょに暮らしている感じがいたします。

恋をすれば心に傷を負うものであります。
傷つかない恋などありません。

遊びの恋だとてほろ苦いダメージを受けるのです。その傷の疼きがわすられず、ふたたび禁猟区に足を踏み入れるのではありますが。

P1000488E傷ついた心を、癒すのがふつうかもしれませんね。

けれどいちど傷つき汚れた心がはたしてふたたび回復するとはおもえません。

イタリアの遺跡のように、古びたまま放置されることになるのではないでしょうか。

新しい恋人と愛し合いながら、その恋人のある仕草から、以前の恋人の記憶が突如としてあらわれるように、心の傷というものはけっして漂白されることはありますまい。

傷は痛みもなくキズ痕して心にとどまるのでありましょう。

そして、それは悪いこととは思えませんでございます。

「いま彼女はどうしているかなぁ」
と、私はおもっていました。
しかし、最近では、
「いまも彼女は生きているかなぁ」
と思い出し方が変化してきていますです。

  1. 十傳先生のブログで、好きなのが今日のような記事です。写真素敵ですね。婆の骨で遊ぶという例えも。
    ●十傳より→ありがとうございます。その日の気分と成り行きでブログの内容が決まるのでどうにも操縦がむずかしいのであります。

  2. 私も今 恋する人の
    瞳の奥に あの人と同じような 眼差しを見つけたり
    声は違っても 同じような響きを聞くと 苦しくなります 
    そして 愛おしくて ときめきます
    葬り封印した人から 去年 又会いたいと連絡があったとき
    ためらわずに断りました 別れた時より 苦しかった・涙
    お酒も(タバコも) 恋も ズンと 心に響く重いのが好きです
    生きている感じがするから
    ただ 執着しない方がいいともいいますね
    薄く繋がっている恋は まだ りりにはできません・・・。
     ●十傳より→先日、ショートピースを一本吸いましたか、最初の一口でダメでありました。14ミリはきつすぎ。肺にズンとくるのはダメになりましたです。
      

  3. 多くの恋愛経験をお持ちの先生は、
    今よりうんと若い頃には14ミリのようなキツーイ恋もあったのでしょうね…。
    心の中の廃墟巡りをしてみると、
    面影を残したもの…
    原型を思い出せないほど崩れ落ちたもの…
    その中に、まだ廃墟にはしたくない、とてもステキなひとつがあります。
    傷つかない恋などないと知っています。
    でも、傷つくために恋をするわけじゃないような気もします。
    できれば、恋愛のいいトコだけを堪能したい。
    14ミリものズンは要らない。泥酔するほど飲みたくない。
    大切にしたいからこそ、壊したくないからこそ、年に数回程度でいい…って思うんです。
    依存せず、種火を守りながら、薄く繋がっていられるのも、今のあたしには心地いいんです。
    もちろん、
    りりさんみたいに情熱的な恋ができるのは、それもまた素敵ですよね!
    ●十傳より→年齢を積むことの良さは、ある程度、恋の重量を調節できるところかもしれませんです。

  4. 恋の醍醐味は 人によって違いますしね
    ハッピーっ!な体質の人もいますし
    恨みつらみ・・怖い系の人もいるし
    私は 悲恋型 でしょうかしら
    会っている時は 楽しい、嬉しい、愛おしい、幸せ~ですが
    一人でいる時は 重い、苦しい、切ない、辛い の気持ちが大半を占めてます
    F・サガンの <愛とはその人の不在を強く感じること>は 座右の銘です
    ぼろぼろに傷ついて 朽ちていく自分も大切なのです
    (もう乱痴気騒ぎする年でもないし 更年期があったか!)
    さんざん朽ち果てたら 又リセットして エステ行って 美容室行って
    新しいワンピースに着替えて 忘れて すすんでいけるから
    この 工程が大事!
    所詮恋は恋。確かに恋に恋して、自分に酔って・・・ます
    それでも恋は<人生を豊かにしてくれる> 究極の媚薬と信じて飲み続けます
    一度っきりの人生だもの  それももう後半戦にさしかかり
    あとどれくらい ときめいて いかれるの?
    ときめかせてくれる人なんて そうそう 目の前に現れてはくれない。
    やだ6時・・・行かなくっちゃ! 
      ●十傳より→いってらっしゃいまし、恋の火の鳥さま!