03.28
兄弟子に言われたことがごさいます。
「女がキレイに見えたら気をつけろ」
失明の予兆だというのであります。
もちろん、これは比喩でして、人相見は多く、目をやられるらしいのであります。
普段は使わない眼力で人を見るからであります。
さいきん、その言葉がなんとなく理解することができるよーになっております。
私メの占いは、人相を主体とするものではございませんが、やはり鑑定中は、お客様の人相を観察するのであります。
顔のどこに線があるとか、どこの部所にホクロがあるとかではなく、いや、そういう場合もございますが、それよりも立ち上る「気」をうかがうのであります。
「これは、これから運気が明るい」とか「すこしヤバくなっている」
などであります。
血色や気色の分野で、この力をあまり使いすぎると、鑑定後は激しい疲労感に襲われ、仮眠が必要となってきますです。
しかし、「適当にやればいい」と言われても、それはなかなかできません。
印象派画家の巨匠、モネも晩年は視力を落としながら有名な「水連」その他を描きましたが、あの水辺の異常な美しさは、正常な視力ではとらえきれなかったかもしれません。
私メも、鑑定後のかすんだ目で、事務所の入り口から神楽坂の空を仰いだ時など、
「これは危険だ」と思うほど水連の絵画のよーな危険な美しさに、ヤバイ、ヤバイと感じ入るのでございます。
自分で立てた断易の卦を見やりつつ、
「この判断は自分でも分からない」
自分の知識のどこから、このよーな名人っぽい断を下せたのか不思議に思うことが度々なのであります。
けっして自慢しているのではなく、私メが名人だと誇っているのでもございません。
ゴッホは発狂し、ユトリロは手首を失い、作曲家のベートーベンも聴力を失った。
恐山の巫女は、幼い頃に畳針で目を刺し、霊力を得たとか。
おそろしや、おそろしや。
お女性がイヤにキレイに見えてなりませぬ。
先生が何に恐れているのか … 申し訳ございません
恥ずかしながら、無能な私には理解することが出来ませんでした
きっと私に理解する能力がなかっただけだと思います
ただ今回のブログで出てきた著名なベートンベン
この名を耳にすると、幼い頃に読んだ小説「ジャン・クリストフ」を思い出します
ベートンベンをモデルにしたと言われている小説
小間使いの母親と音楽家の父親の間に生まれたクリストフ
持って生まれた音楽的才能を持ち
幼少期から社交界の中で天才と持てはやされていても
父親の暴力と地位の低さから世間から虐げられ
世の中の不条理に常に苦しんでいたクリストフ
ただ、そんなクリフトフも歳を重ね、著名な音楽家となったのでした
そして、以前から悪かった聴力が悪化し、まったく聞こえない状態に
それでも公の場で、演奏者の手元を見ながら指揮棒を振ったそうです
この小説を読んでいた当時の幼い私は
「どうして父親は、幼いクリフトフにひどい事をするの」
私は少年時代の主人公に同情し
怒りとも悲しみとも、どちらとも言い難い感情のまま
小説「ジャン・クリフトフ」を最後まで読み終えたのでした
今でも心に残る小説の一つです
●十傳より→色々な知らえ方をされてお方ですね。
宇宙飛行士が、謎の美女から救援信号を受信し、
安全航路のコースを外れわが身の危険をかえりみることなく、
禁域の惑星に降りて救護…のはずが。行ってみると実は??まさか!
芸の真髄、神の領域に隣接して、接触アクシデントになる天才たちの
その大いなる代償。孤独なるアーティストの宿命。
しかしながら…人にも、深層に天の世界へ通じる因子は存在。
通行手形、パイロットの資格はあるので、実は高次元の管制塔により誘導され
自分ではないような新機軸が出るということに思えます。
瞬間、自動操縦に切り替わり、その後、人間意識のハンドル操作に戻ると…
今のは、自分だけの力ではなかったとわかったりするのでした。
名人、達人の領域…。
凡俗に生き、挑戦的な危険な飛行をしない。
それも大いに幸せかなと思えてしまいます。
次の、別の難所を乗り切るために運をキープ!運の残りの燃料と相談したいです。
●十傳より→すでに燃料切れだったりして…。
燃料切れ→墜落→遭難
見知らぬ相手、砂漠や密林の部族にガイドをお願いする時、
敵対しない証拠に、お土産が必要で…
悪運の沙汰も、転ばぬ先の…?
●十傳より→人生は紙飛行機という生き方もございますです。
自分に、才能がない時は!お土産で。
●十傳より→うれひいですね。