2013
05.13

名を知りたくない花がございます。

道端のわずかな隙間に雨粒ほどのおおきさの花たちが、ひそやかに、それでいて勢いよく咲く季節であります。

5月の土日のセミナーの翌日は、ぼんやりと、このような花たちを眺めるという贅沢な時間を過ごしておりますです。

間違ったことは言わなかっただろうか、などと、ふと不安になりますが、そういうことを考えるのは意識して封じるのであります。

雑花たちの花の名を知ったとたんに、清々しさが半減しそうな気になります。

明日は、十傳スクールの夜の部。

どういう展開になるかと想像すると楽しくなりますです。

断易でも四柱推命でも、型にあてはめてしまうと、占いの精彩が失われてしまいます。
しかし、型がないと、手掛かりがみつかりませぬ。

型にとらわれず、縦横無尽でいながら、しかし、振り返ると型になっているという占いが美しいのでございますです。
そして、その人の本当の姿が浮き上がるのでありますです。

花の名前は知りたくはないけれど、どういう花で、どんな匂いを漂わせているのか、暑さに弱いのか強いのか、いつまで咲くのか…そういうことを観察してみたいのでございますです。

旅先で立ち寄った店で、ひと言ふた言、会話したあのお女性は、いまごろどうしているのやら…と思いをはせるのと、どこかたよりないところで結ばれているような気がいたしますです。